TOEIC® L&R TESTのスコアをレベルの目安とともに解説!
TOEIC® L&R TESTのスコアとは?
平均点ってどれくらいなの?
TOEIC® L&R TESTのスコアは、5点きざみで10~990点(満点)の間でスコアが表示されます。リスニング・リーディングで495点ずつ(100問ずつの計200問)の合計990点となります。
平均点(平均スコア)は580~620点程度です。TOEIC® L&R TESTを受験する層=英語に興味がある、英語を得意とする人たちが多いため、平均点としてはややレベルが高めとなっています。
【参考】
https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/DAA.pdf
TOEIC® L&R TESTのスコアごとのレベルはどれくらい?
点数の目安は、下記の通り表すことができます。
評価 | 英検®に換算した際の目安 | このレベルを目指す勉強法 | |
---|---|---|---|
~215点 | コミュニケーションができるまでに至っていない | 5~4級相当 |
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220~465点 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる | 3~準2級相当 | |
470~725点 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる | 準2級~2級相当 |
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730~855点 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている | 2級~準1級相当 |
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860~990点 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる | 準1級~1級相当 |
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【参考】
http://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf
英語がある程度できる、と認識される(履歴書に書ける)スコアの目安は600点〜となります。初めて受ける方はまずは600点を目安として勉強を進めましょう。
英語をアピールポイントとしたい!という場合は、860点以上を狙いましょう。
スコアについて、知っておきたいこと
TOEIC® L&R TESTの問題は、1問の価値が全て同じであり、難易度が高いから配点も高い・難易度が低いから配点も低いということはありません。つまり、頑張って時間をかけて難しい問題を解こうとせず、簡単な問題から時間内に確実に解いていくのが大事です。難しい問題に時間をかけすぎるあまり、簡単な問題に手が回らなかった・時間が足りなかったということは避けたいところです。
また、TOEIC® L&R TESTのスコアには有効期限はありませんが、公式認定証の再発行可能な期間は受験日から2年以内となっています。もし昔取得した公開テストのスコアを使って就職・転職時に使用したいが、公式認定証を紛失してしまったという場合は、受験日から2年以内でしたらIIBCに申請すれば有料で再発行が可能となっています。いざという時に備えて、公式認定証は手元で大事に保管しておきましょう。
ちなみに、TOEIC® L&R TESTのスコア算出のロジックは公式に明かされておらず、独自の統計処理に基づいて決められています。全問正解すれば満点なことは間違いありませんが、数問を間違えても満点を取ることは可能です。
まとめ
TOEIC® L&R TESTのスコアやレベルの目安はおさえられたでしょうか。結果が返ってきてレベルを確認したい・新たに目標を決めたいという方はぜひ参考にしてみてください。
監修
山田 治 先生
スタディサプリENGLISH基礎講座(英文法・英単語)講師/コーチトレーナー。1976年、茨城県生まれ。麗澤大学大学院卒業。TOEIC® L&Rテスト990点(満点)、英検®1級。高校時代までは英語が大の苦手だったが、日本国内で英語劇を創作することで英語力を伸ばした。中高一貫校での英語科教諭や語学学校講師を経て、現在は大学や専門学校で講師も務める。役者のトレーニング方法、第二言語習得研究の知見、CTT+(国際トレーナー資格)の教授法を駆使して、英語4技能を伸ばす指導を実践。英語学習コーチ向けに、学習者の目標達成を支援するための研修も行なっている。2児の父でキャンプが好き。(※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。)
- 学習参考書:
- TOEIC®テストで「高得点を取れる人」と「取れない人」の習慣 (共著・明日香出版社)
- TOEIC® L&Rテスト Part 5 語彙問題だけ555 (共著・アルク)