TOEIC® L&R TESTの当日はどうやって過ごしたらいい?試験当日の注意点を紹介!
試験当日の流れは?
試験前の過ごし方
TOEIC® L&R TESTの公開テストは1つの試験日につき午前と午後の2回開催されます。自分がどちらに申し込んだのか、間違えないようにしましょう。受験が午前でも午後でも、試験開始時間から逆算して当日の行動をイメージトレーニングしておきましょう。
特に注意しておきたいのは、試験前の食事の量とタイミングです。あまり早くに取り過ぎてしまうと試験中に空腹で集中できなくなってしまいます。逆に、直前にたくさん食べ過ぎた結果、満腹で眠くなってしまうのも絶対に避けたいところです。いつ頃にどのぐらいの量を食べるのが自分にとってちょうどいいのか、事前に把握しておきましょう。また、ぱっと口に含むことのできる飴やチョコレートを持参しておき、必要に応じて会場までの移動時間などに食べて調整するのも1つの方法です。
早めに自分の「試験日ルーティン」を確立できるとよいですね。
会場到着〜試験開始
会場には受付時間内に必ず到着してください。会場によっては、入り口から実際に試験が行われる部屋まで距離がある場合もあります。あまりギリギリは狙わずに、余裕を持った時間を目指して行動するのがおすすめです。
受付では写真付きの本人確認書類と受験票の提示が求められます。すぐ取り出せるように準備しておきましょう。なお、受験票には証明写真の貼付が必要です。当日に慌てることのないよう、事前に撮影しておくといいですね。
部屋に入ってからは、試験監督による事前の説明が始まるまでにお手洗いを済ませておくことをおすすめします。TOEIC® L&R TESTは2時間ほどの長時間に及ぶテストですが、全問を解き切れなかったり、解き終わった時にはほぼ終了時刻だったり、という受験者がほとんどです。受付時間の終了後にはもう休憩がありません。貴重な試験時間を途中のお手洗いなどで消費してしまうことのないよう、万全の状態で臨みましょう。
また、席には受験番号の書かれたカードと解答用紙が準備されています。受験番号や名前などは試験開始前に記入します。
試験監督の説明の中にはリスニング音声のチェックも含まれます。流れる音声を聞いて、音量が小さいなどの理由で聞き取りづらいと感じる時は、必ず事前に試験監督に相談してください。机や椅子に不備がある場合も同様で、別の席への移動を提案をしてもらえることもあります。気になることがあれば遠慮せずに試験監督に声をかけ、安心して試験を受けられる状態にしてから試験開始を待ちます。
その後、携帯電話の電源が切れていることを確認してかばんの中にしまうよう指示されます。さらに再度の身分証明証確認、受験票の回収が行われます。それらが終了するといよいよ問題用紙が配られ、試験開始まではあとわずかです。
試験時間中
試験はリスニングからスタートします。音声の指示に従って問題用紙を閉じているシールを切り、冊子を開いて解答を始めましょう。
一度試験が始まると、リスニングとリーディングを2時間で解くことになります。リスニングは約45分間あり、そのままリーディングの75分に続きます。間に休憩時間はありませんから、覚悟して臨んでください。なお、リスニングの時間にリーディングの問題を見ることはルール違反となりますので注意しましょう。
試験終了後
試験時間は試験監督の時計で管理されます。終了の合図があったらすみやかに解答を終了しましょう。解答を続けているとすぐに試験監督から注意を受けますし、違反とみなされる可能性があります。
試験終了後、試験監督が問題用紙と解答用紙を回収し、数の確認ができたら帰宅可能な旨をアナウンスしてくれます。あとは気をつけて帰宅するのみです!
試験当日の時間配分はどうしたらいい?
試験時間中の時間の使い方について、もう少し詳しくご説明します。
リスニング中は先読みの時間を意識
リスニングの試験中は音声が自動的に次の問題へと進むため、自分で時間を管理する必要はあまりありません。
ただし、Part 3やPart 4では問題の「先読み」といって、これから流れる会話やトークに関してどんな問題が出るのかを、あらかじめ問題用紙を見て確認しておくことはとても重要です。Directionsと呼ばれるパートごとの説明の時間をうまく使いましょう。また、短時間でぱっと問題を解いて残りを次以降の問題の先読み時間にあてる、といった自分なりの解答ペースができるといいですね。
リーディングはパートごとに時間を管理
リーディングでは75分という非常に限られた時間で100問の問題を解くことになります。最後まで解き終えるには、きっちりと時間管理を行う必要があります。
パートごとにだいたいどのぐらいの時間を使うか、全体の時間配分を考えておき、それに従って解くようにしてください。一般的にはPart 5に10分、Part 6に10分、Part 7に55分の時間を使えるとよいと言われます。自分の得意不得意や英語力に応じて、若干の調整をかけてもよいでしょう。必ずしも全部の問題を解き切ることよりも、自分の力で解ける問題を確実に解くことを意識してください。
- 【Part5 】10分(1問あたり20秒)
- 【Part6 】10分(1長文あたり2分半)
- 【Part7 】55分(1問あたり1分)
あるいは、解く順番を変えるのも1つの方法です。集中力が十分に残っている間に、読む量の多いPart 7から取り組み、次にPart 6、最後に比較的さっと解けるPart 5を解くといった具合です。この場合、問題番号順にマークシートが埋まっていかないため、マークミスに注意しましょう。
うまく試験に取り組むにはどうしたらいい?
どんなにイメージトレーニングをしていても、当日はやはり緊張してしまうものですよね。できるだけ平常心のまま、自分の力を出し切るためのポイントをあと2つご紹介します。
周りの人を気にしない
自宅で学習している時には基本的に静かな環境で、人に邪魔されずに問題を解くことができていると思います。しかし、試験当日には同じ部屋で試験を受ける人が何人もいて、それだけでも緊張感が高まります。難しいかもしれませんが、なるべく周りの人は気にしないようにしましょう。
特に、試験の問題用紙をめくる音には敏感になりがちです。中には、とても早くページをめくる人がいて、「えっ、もう解けたの?」と不安に思うかもしれませんが、「人は人、自分は自分」と言い聞かせ、自分のペースで解くことに集中しましょう。
マークシートを使いこなす
試験を受ける前におすすめしておきたいのが、実際にマークシートを使って模試を解くことです。本番で塗り潰すのに予想外に時間がかかったり、途中で1問抜かしてマークしてしまったりといったミスをなくすため、マークシートに慣れておきましょう。
マークシートの塗り方は、人によってやりやすい方法が異なります。いくつか、解答しやすいと言われている方法をご紹介します。自分で試してみていいなと思うものを取り入れてみてください。
リスニングのPart 1やPart 2では解答用紙の(A)のマーク欄に鉛筆の先を置いておき、流れる英語を聞きながら「これだ」と思ったら動かさず、「違う」と思ったら次の選択肢にずらすといった方法があります。
リーディングでは、解答しながら自信がない場合には最初から塗り潰すのではなく、簡単な印をつけるのに留めておくとよいでしょう。最後まで解き終わった後に時間があればそこに戻って解き直せばいいですし、時間がなければ、ラスト1分で一気に印をつけた箇所を塗りつぶせば解答が完了します。
何度か挑戦し、自分なりのマーク方法を見つけてくださいね。マークシート用のシャープペンシルや消しゴムといった文具も市販されていますから、お気に入りの文房具を探すのもよいでしょう。
試験中にやってはいけないことはある?
机の上に余計なものを置かない
問題用紙・解答用紙以外で試験時間中に机の上に出しておいてよいのは、原則的に筆記用具と受験票、腕時計のみです。試験前の試験監督からの説明をよく聞き、余計なものが出ていたらすぐにしまいましょう。なお、筆記用具の中でも机の上に置けるのは鉛筆またはシャープペンシルと消しゴムのみです。筆箱を出しておくことはできません。
最近では、試験時間中に飲み物を飲むことが許可されています。ただし、蓋のついた飲み物だけである点に注意しましょう。
こういったルールは変更となる場合があります。受験前には必ず受験票に記載の注意事項や、最新の公式案内などを確認してくださいね。
問題用紙への書き込みはNG
TOEIC® L&R TESTにおいて、問題用紙への書き込みは一切禁止されています。簡単なメモ・斜線やチェックマークなど細かな書き込みも禁止です。
特にリスニング中はメモをとりながら聞きたくなるかもしれませんが、絶対にやめましょう。聞き取った英語の保持力(英文の内容を覚えていられるか)も試されていますから、日頃から意識して学習に励みましょう。 また、リーディングで問題文にスラッシュを書くことも当然禁止です。スラッシュを入れながらの長文読解が癖になっている・スラッシュがないと読解が難しいという人は事前に対策が必要ですね。
問題の情報漏えいに注意
当然ですが、問題の漏えいや問題用紙・解答用紙の持ち出しは厳禁です。試験中に記憶に残った問題や迷った問題の内容を後でSNS上に書き込む行為も禁止されています。つい、「問題についての意見交換がしたい!」「答えを知りたい!」といった気持ちから書き込みたくなってしまうかもしれませんが、漏えいと捉えられてしまうため控えましょう。
まとめ
試験当日の行動イメージはわいてきましたか?日々の学習の成果を発揮するためには、緊張し過ぎず、普段通りの自分で試験に臨むことが大切です。試験日が近づいてきたらもう一度この記事を読み直し、ベストコンディションで試験に向かえるよう入念に準備しましょう。
監修
山田 治 先生
スタディサプリENGLISH基礎講座(英文法・英単語)講師/コーチトレーナー。1976年、茨城県生まれ。麗澤大学大学院卒業。TOEIC® L&Rテスト990点(満点)、英検®1級。高校時代までは英語が大の苦手だったが、日本国内で英語劇を創作することで英語力を伸ばした。中高一貫校での英語科教諭や語学学校講師を経て、現在は大学や専門学校で講師も務める。役者のトレーニング方法、第二言語習得研究の知見、CTT+(国際トレーナー資格)の教授法を駆使して、英語4技能を伸ばす指導を実践。英語学習コーチ向けに、学習者の目標達成を支援するための研修も行なっている。2児の父でキャンプが好き。(※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。)
- 学習参考書:
- TOEIC®テストで「高得点を取れる人」と「取れない人」の習慣 (共著・明日香出版社)
- TOEIC® L&Rテスト Part 5 語彙問題だけ555 (共著・アルク)