【初心者必見】TOEIC® L&R TEST600点取得のコツ
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TOEIC® L&R TEST600点のレベルはどのくらい?
600点を取得している=基礎的な英語力をしっかり持っているレベルと言えます。日本人の平均スコアが580点程度のため、日本人平均より少し上くらいのレベルとなります。
英語力としては、特定のビジネスシーンや海外旅行で基本的なコミュニケーションがとれるくらいが目安となります。また、履歴書に記載し就職や転職時に有利に働くことがあるのも600点程度〜です。初めてTOEIC
TOEIC® L&R TEST600点を目指すには?
600点を取得するにあたっては、基礎をきちんと身につけることが最も重要です。単語・文法・リスニング・リーディングの詳細は下記に項目ごとに記していますので、ぜひ参考にしてみてください。
単語
最低でも「スタディサプリENGLISH TOEIC
文法
まず中学レベルまでの文法をしっかりと学習し、それがテストではどのように出題されるかがわかるようになると良いでしょう。続いて、品詞、代名詞、時制、能動態・受動態、動名詞、不定詞、関係詞といったTOEIC
リスニング
英語を聴く際のポイントは、リズムです。英語は強弱リズムの言語で、大事な単語は強調して話されます。問題を解く際にはまず目立つ単語をしっかりキャッチすることを心がけましょう。
解いた後は、学習です。正解・不正解に関わらず、少しでも聞き取れなかった英文は復習しましょう。最初に、日本語訳や解説を読んで、英文を完璧に理解してください。
続いて、トレーニングです。600点を突破する上では、自然な英語の音をインプットすることが重要です。そのために、ぜひディクテーションをしてみましょう。集中して聞くことで、リアルな英語の音の特徴を捉えられます。
続いて、リピーティングです。個々の単語は、互いに音がつながって発音されることがよくあります。例えば、Thank you.は「サンク ユー」ではなく「サンキュー」といいますよね。これも音声変化の一種です。こういったリアルな英語の音をよく聞いてとらえ、それをそのまま真似してください。リスニングは「同じように声に出せるものは聞き取れる」という構造になっています。強弱リズムを軸にぴったり重ねられるくらいまで真似て発音できるようになると、確実に聞き取れるようになります。
リスニングでまず力を入れると良いのはPart1・2です。どちらも英文が短いので、問題に取り組みやすく学習が続けやすいためです。上記のポイントを意識して、取り組んでみましょう。
リーディング
リーディングもリスニングと同様、比較的文章量の少ないPart5・6からまず対策を行いましょう。時間を計りながら問題を解いた後、復習に入ります。まず解説や訳文、辞書を使い英文の意味を完璧に理解しましょう。続いて、意味のまとまりごとに英文をスラッシュで区切りましょう。
最後に、トレーニングです。リーディングでは、音読が最も大切です。その際、漫然と音読するのではなく、固まりごとに「内容を理解しながら」声に出すことで、学習内容を定着させつつ、リーディング力を伸ばすことができます。全文をなめらかに音読しながらスムーズに内容を理解できる状態になるまで、繰り返し声に出しましょう。
リスニング・リーディングに共通して「ただ問題を解いて解説を読むだけ」というのは避けましょう。確かに、問題を解くことは、解き方や考え方を学ぶうえで欠かせません。ただそれだけでは、英語力を伸ばすことにはつながりません。問題文を理解し、問題の解法を確認した後は、上述のトレーニングまでしっかり行うようにしましょう。すると、リスニング力、リーディング力そのものを伸ばすことができ、初見の英文でも徐々に理解できるようになっていきます。
TOEIC® L&R TEST600点に向けて最低限やっておくべきことは?
必ず模試を受けましょう。時間をしっかり計り、2時間のテストを事前に体験しておくことが重要です。模試では、自分が解ける問題をしっかり解き、難しい問題は悩みすぎずに先に進む練習をしましょう。TOEIC
また、2時間の模試のなかで「どこで少し休めるのか」を確認するのも大切です。2時間集中しっぱなしというのは、どんな人でも息切れしてしまいます。集中力にメリハリをつけて解く練習をしておくと、本番でも役立つでしょう。
リスニングでは、Part3・4の先読みも試してみてください。模試の音源は、イヤフォンで聞くのではなく、できれば少し離れた場所にスピーカーを置いて再生しましょう。イヤフォンだけで学習をしたり模試を解いたりしていると、本番の英語が聞こえづらくなることがあります。スピーカーを使えば、(試験会場にもよりますが)本番に少し近い聞こえ方を体験できるでしょう。
リーディングは、時間配分を意識しながら解いてみましょう。最後まで解き終わらなかったとしても、全問マークを塗るところまで練習しましょう。
模試受験後は、一通り答え合わせをしたのち、特にPart1・2・5・6は徹底的に復習しましょう。文の構造やわからない単語がなくなるまで読み込んだり、調べたりすることが大事です。「調べる&理解する→トレーニングをする」という流れでしっかりと復習を行っておきましょう。
また、試験本番までに問題を毎日1問でも解いたりして、英語に慣れておくことも重要です。
試験本番の注意事項は?
まず当日は、早めに試験会場へ行きましょう。試験会場は、おそらく普段行き慣れない場所の可能性が高いです。事前に移動ルートを確認しておけると安心です。
試験会場では、机に不具合がないか、音が聞こえにくくないかなど、環境をしっかり確認しましょう。気になることがあれば、我慢せずに事前に試験官に申し出ましょう。どんな内容でも、相談にのってくれるはずです。
本番中は、解けないことに焦って引きずらないようにしましょう。模試のところでも触れたように、難しい問題は悩みすぎずに割り切って先に進むようにしましょう。
また、600点未満の方は読解スピードがまだ不足しているため、時間内に終わらせるのは難易度が高いです。最後の2〜5分を残しておき、全問解き終わらなかったとしてもマークだけは塗れる時間を作ることを忘れないようにしておいてください。
まとめ
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監修
山田 治 先生スタディサプリENGLISH基礎講座(英文法・英単語)講師/コーチトレーナー。1976年、茨城県生まれ。麗澤大学大学院卒業。TOEIC® L&Rテスト990点(満点)、英検®1級。高校時代までは英語が大の苦手だったが、日本国内で英語劇を創作することで英語力を伸ばした。中高一貫校での英語科教諭や語学学校講師を経て、現在は大学や専門学校で講師も務める。役者のトレーニング方法、第二言語習得研究の知見、CTT+(国際トレーナー資格)の教授法を駆使して、英語4技能を伸ばす指導を実践。英語学習コーチ向けに、学習者の目標達成を支援するための研修も行なっている。2児の父でキャンプが好き。(※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。)
- 学習参考書:
- TOEIC®テストで「高得点を取れる人」と「取れない人」の習慣 (共著・明日香出版社)
- TOEIC® L&Rテスト Part 5 語彙問題だけ555 (共著・アルク)