
導入 面接というと誰しも緊張するもの。日本語で行う面接ですらそうなのに、英語で面接するとなったらどうでしょうか?本番で慌てないためにはしっかりと準備しておくことが必要不可欠です。そこで、この記事では英語面接で定番である自己紹介について、すぐ使える構成やフレーズをお届けします。試験の面接対策に限らず、転職や受験の面接にもぜひ活用してください。
1. 英語面接の自己紹介の基本構成
1.1 挨拶
どんな面接であっても、最初に明るく挨拶をすることが大事です。人の印象は最初の3秒で決まる、とよく言われます。ちゃんと準備をしていないと肝心なこの3秒で口ごもってしまい、よい第一印象を残せないということにもなりかねません。そうならないためにも、最初の挨拶は「明るく、はっきり」口に出せるようにしておきましょう。
1.2 自己紹介の内容
最初の挨拶が済んだら、初対面である面接相手に自分という人間を理解してもらえるよう、自己紹介をします。面接の種類によっても少し内容は変わってきますが、基本的な項目は学歴・職歴・志望動機・趣味などでしょう。後程ご紹介するフレーズを参考に、自分が言いたいこと、質問されそうだなと思うことを一度ノートに書きだしてみると頭の中も整理されるのでおすすめです。
1.3 Q&A、締め
一通り自己紹介を終えたら、面接官がそれに関連する質問をしてくることも多いですね。そうしたときにきちんと答えられるかどうかも重要なポイントのひとつです。ここで意識したいのは“Concise and clear”(簡潔に、はっきりと)という点。緊張していると話の内容が散漫になってしまい、結局何が言いたかったのかわからない…となってしまうことも。時間も限られていますので、相手が聞きたいポイントは何かを考えて要点を的確に返答できると好印象です。
Q&Aが終わったら、逆にこちらから質問してみるのもよいでしょう。質問をする=相手に関心を持っている、ですので、もしそうした時間があるのであればぜひ積極的に質問しましょう。面接の最後にはポジティブなトーンで締めの挨拶をして終わりましょう。
2. 自己紹介で使える具体的なフレーズ集
ここでは、英語の面接で使えるフレーズをテーマごとにいくつかご紹介します。ご自身に合うようにアレンジしてみてください。
2.1 学歴に関するフレーズ
I graduated from [University/School name] with a degree in [major].
([大学/学校名]で[専攻]の学位を取得しました。)
I studied [subject] at [University/School name].
([大学/学校名]で[科目]を学びました。)
I completed my education in [year].
([年]に学業を修了しました。)
2.2 職歴に関するフレーズ
I worked at [Company name] as a [Job title] for [X] years.
([会社名]で[X]年間[職種]として働いていました。)
My main responsibilities included [task A] and [task B].
(主な業務は[業務A]と[業務B]でした。)
I have experience in [industry/field].
([業界・分野]での経験があります。)
2.3 スキルや強みを表現するフレーズ
I am good at [skill/area].
([スキル/分野]が得意です。)
I have strong communication skills.
(コミュニケーション力に自信があります。)
I am a quick learner and work well under pressure.
(新しいことをすぐに覚え、プレッシャーの中でもよく働けます。)
2.4 志望動機を伝えるフレーズ
I’m very interested in this position because [reason].
(この職種にとても興味があります。というのも、[理由]だからです。)
I would like to join your company because I admire your work in [field/project].
(貴社の[分野/プロジェクト]での取り組みに感銘を受け、入社したいと思っています。)
I am sure that this role fits my skills and career goals.
(この職種は、私のスキルとキャリア目標に合っていると確信しております。)
3. 英語面接の自己紹介で印象をアップさせる方法
3.1 ストーリーで語る
単なる経歴の羅列ではなく、「なぜこの分野を選んだのか」「どんな経験が今の自分を形作ったのか」といったエピソードを簡潔に入れると印象が残ります。例えば、このような感じで相手がイメージしやすいように話してみると相手の記憶に残りやすくなります。
I first became interested in marketing when I helped a local bookstore run an
online campaign. That experience made me realize how powerful digital communication can be.
(最初にマーケティングに興味を持ったのは、地元の書店のオンラインキャンペーンを手伝ったときでした。その経験を通じて、デジタルコミュニケーションの力を実感しました。)
3.2 形容詞の羅列を避け、動詞を増やす
面接では「努力家・責任感がある」など形容詞の羅列だけでは印象に残りにくく、説得力にも欠けます。代わりに、「lead(導く)」「solve(解決する)」「improve(改善する)」といった動詞を使い、自分が具体的に何をしたかを伝えることが大切です。行動を示すことで、実績や能力が相手に伝わりやすくなり、印象アップにつながります。形容詞は補足程度にし、動詞を中心に話す意識を持ちましょう。
例えば、以下のような文だと「本当にそうなの?」と面接官は疑問に思うかもしれません。
I’m a hard-working and responsible person.
(私は努力家で責任感があります。)
ですので、以下のような言い方に変えてみましょう。
I led a team of five to complete a market research project, and we delivered the report two weeks ahead of schedule.
(5人のチームを率いて市場調査プロジェクトを完成させ、報告書を予定より2週間早く提出しました。)
3.3 欠点も少しは触れる
世の中に完璧な人間などいません。頭ではわかっていても、つい自己紹介では自分の強みだけを言いたくなってしまいますよね。ですが、あえて自己紹介では自分の欠点についても触れておくほうが印象はよくなることが多いものです。また、弱みは強みにも転換できるので、自分の欠点に触れる際はそうした言い方をするとバランスが取れます。以下に例を挙げます。
Sometimes I can be a bit too detail-oriented, but it helps me spot issues early
and come up with a solution before it is too late.
(時々、細部にこだわりすぎるところがありますが、そのおかげで問題に早く気づき、手遅れになる前に解決策を考え出すことができます。)
4. 英語面接での自己紹介を成功させるための練習方法
4.1 実際に話してフィードバックを受ける
英語で面接を受ける前には自己紹介のリハーサルをしておくのが有効です。その際には誰かに聞いてもらい、フィードバックをもらうようにしましょう。そうすることで自分の自己紹介のどこがわかりづらかったかなど、改善点を客観的に把握しやすくなります。更に、自分では気づいていない点についても発見することができ、より深みのある自己紹介ができるようになるでしょう。
4.2 録画して確認する
大事な面接で自己紹介をしないといけないのであれば、ぜひおすすめしたいのが自分の話している様子を録画してみること。なくて七癖といいますが、意外と自分では気づかない口癖やジェスチャーなどがあったりするもの。録画したものを見直してみると、英語の内容そのものだけでなく、こうした気になる癖なども事前に発見して修正できるので、第一印象をぐっとよくすることができます。
5. まとめ
英語での自己紹介は日本語で行う以上に緊張するものですが、事前にポイントを押さえてしっかり準備しておけばきっとあなたの人となりが伝わるはずです。マスターすれば一生もののスキルですので、この記事を参考に自分だけのフレーズを使えるように練習しましょう。


