
好きな時間に、好きな場所で取り組めるオンライン英会話に人気が高まっています。しかし、「英語を話せるようになりたい」と思っていても、参加することへの“怖さ”から入会をためらってしまったり、毎回のレッスンを不安な気持ちで受講している方もいるかもしれません。 実は、こうした不安を抱えたまま語学学習に取り組むことが、学習効果にマイナスの影響を与えることは、言語習得の研究でも広く知られています。せっかくチャレンジしているのに、不安のせいで上達が遅れてしまうのは、もったいないですよね。 この記事では、オンライン英会話に対して「怖い」と感じる理由を探りながら、不安をやわらげるための対処法や、レッスンの選び方をご紹介します。
1. オンライン英会話が怖い理由とは
1.1 親しくない人と話すのが苦手
そもそも「親しくない人と話すこと自体が苦手」という人にとって、オンライン英会話を「怖い」と感じるのはごく自然なことです。さらに、対面ではなく画面越しという限られた視野の中での会話に不安を感じたり、オンライン特有の距離感に戸惑ったりする人もいるでしょう。また、これまで外国人と接する機会がなかった人が、どのように接すればよいのか分からずに緊張してしまうケースもあります。 回数を重ねれば次第に慣れてくるものの、このように英語力そのものではなく、「オンライン」という環境や対人関係の面で不安を感じてしまう人も多いのです。
1.2 英語で自分の意見を言えない
オンライン英会話では、「あなたはどう思いますか?」と意見を求められる場面も少なくありません。そのとき、英語でどう表現すればよいか分からない、あるいは伝わるように話せる自信がないことで、不安や怖さを感じる人も多いでしょう。 また、「何を話せばいいのか思いつかない」「こんなことを言ってもいいのか」などと考えすぎてしまい、かえって言葉が出てこなくなることもあります。沈黙が気まずく感じられ、「何か話さなければ」と焦ることで、ますます緊張してしまう、という悪循環に陥ることもあるのです。
1.3 聞き取れない、理解できないという不安
英語のリスニングに自信がない場合、「何度も聞き返すのは申し訳ない」といった不安が先に立ち、オンライン英会話に対して怖さを感じてしまうことがあります。講師がゆっくり繰り返してくれても、かえって不自然に感じて理解しづらくなってしまったり、気まずさを感じてしまったりすることもあります。
また、オンラインでは音声が途切れたり声がこもったりして聞き取りづらくなることもあります。ただでさえ英語の聞き取りに苦手意識があるのに、こうした通信環境によって、さらに不安が増してしまうのです。対面とは違い、相手の表情や雰囲気がはっきり伝わらない分、ちょっとした言葉の行き違いでも不安に感じやすく、「分からなかった」と言い出しにくくなることもあるでしょう。
1.4 講師と合わなかったことがある
過去にオンライン英会話を体験した際、講師との相性が合わずにもやもやした、あるいは威圧的に感じて怖くなってしまった――そんなネガティブな経験があると、新たにチャレンジしようとしてもその記憶がよみがえり、恐怖心が先立ってしまうことがあります。
「また同じような思いをしたらどうしよう」という気持ちが強くなり、一歩を踏み出すのが難しくなってしまうのです。このように、過去の経験が無意識のうちに「怖さ」につながってしまっているケースもあります。
2. オンライン英会話の不安をやわらげるための対処法
2.1 事前準備を入念にしておく
レッスン前に予習をしておくことで、不安をぐっと軽減することができます。たとえば、その日に扱う教材に出てくる単語を調べておく、質問への答えを考えて練習しておく、講師に聞きたいことをメモしておく、感想を伝えるための表現を調べておく――といった準備をしておくと、実際のレッスンがよりスムーズに進みます。その分、学習効果も高まり、自信にもつながります。
2.2 日本人の講師を選ぶ
日本語が分かる講師や、日本人の講師を選ぶことも、不安をやわらげるのに効果的です。日本人学習者の特徴をよく理解している場合が多く、どうしても英語が通じないときには日本語でフォローしてもらえるという安心感があります。また、文法や単語の微妙なニュアンスについて、日本語で質問できるのも大きなメリットです。慣れてきたら、徐々に他の講師に切り替えていくのもよいでしょう。
2.3 言葉に詰まったときのフレーズを準備する
言いたいことが英語でうまく出てこなかったり、何を話せばいいか分からなくなったりするのは、上級者でも起こりうることです。そんなとき、返答に迷ったときの「とっさの一言」を知っておくと、沈黙を避けたり、間を持たせたりするのに役立ちます。
たとえば、以下のようなフレーズがあります:
「聞き取れませんでした」
Sorry, I didn't catch that.
「すみませんが、もう一度ゆっくり繰り返していただけますか」
Sorry, would you mind saying that a bit more slowly?
「質問の意味は分かるのですが、少し考える時間が必要です」
I understand the question, but I need a moment to think.
「英語でどう言ったらいいのか分かりません」
I’m sorry, I don’t know how to say that in English.
「ええと、そうですね…」
Well, let me think...
こうしたフレーズを紙に書いて手元に置いたり、事前に何度か練習したりしておくことで、レッスン中に落ち着いて対応できるようになります。
3. 怖いと感じる場合のオンライン英会話の選び方
3.1 初心者向けコースを選ぶ
ほとんどのオンライン英会話サービスには、初心者向けのコースが用意されています。英語学習の初期段階にいる人を対象として設計されており、使用する教材もシンプルで分かりやすく、無理なく取り組める内容になっています。 初心者対応に慣れた講師が多く、丁寧に接してくれるので、緊張しやすい方でも安心して始められます。
3.2 グループレッスンを受ける
マンツーマンのレッスンだと緊張してしまう…という方には、同じレベルの受講者と一緒に受けられるグループレッスンがおすすめです。他の受講者の受け答えを聞くことで学びにもなりますし、自分が話す番を待つ間に考える時間ができるため、気持ちに余裕を持って取り組めます。 また、「自分だけが話せないわけではない」と感じられることで、プレッシャーが軽減されるというメリットもあります。
3.3 体験レッスンを使ってみる
多くのオンライン英会話サービスでは、本格的に始める前に体験レッスンを受けられる機会が用意されています。レッスンがどのように進むのかを実際に体験することで、具体的なイメージがつかめ、不安をやわらげることができます。また、講師との相性や教材のレベル、マンツーマンかグループかといった形式が自分に合っているかを確認するよい機会にもなります。 さらに、複数のサービスで体験レッスンを受けて比較することで、自分に合ったスタイルやサポート体制を見つけやすくなるというメリットもあります。無理なく続けられるかどうかを見極める意味でも、体験レッスンは積極的に活用したいですね。
4. まとめ
オンライン英会話サービスには、学習者に寄り添ったさまざまなプランが用意されています。最初は怖いと感じても、何度かレッスンを重ねるうちに、少しずつ慣れていくものです。 自分に合った方法で不安要素を減らし、楽しみながら英語力を高めていきましょう。


