
カフェで洋書を読んでいる人を見かけて「カッコいいなあ」と思ったことはありませんか?」「洋書を読むのは以前からの憧れだけど、何を選んだらいいのかわからないし、読み通せるかもわからない…」というあなたにピッタリの情報をお届けします。
1. 洋書を使った英語の勉強の効果は?
1.1 レベルに合った本を選べる
どんな英語力の人にも読める洋書は必ずあります!「初心者だけど、英語で本を読みたい」という高い志を持つあなたには、おとなの英語学習者用にレベル別で作られた読み物(総称してGraded Readers[GR])がおすすめです。Oxford Bookworms、Cambridge Readers、Pearson Readersなどに加え、日本の出版社からはLadder Seriesが出ています。自治体や学校の図書館に置いてあることも多いので、ぜひチェックしてみてください。
あるいはオンライン書店で「洋書 簡単」とか「洋書 TOEIC® L&R TEST 〇〇〇点」などのキーワードで検索するのもおすすめです。面白そうなものが見つかったら、ぜひ実際に読んだ人の「レビュー」も参考にしてくださいね。可能であれば、リアル書店で試し読みをしてから購入しましょう。
1.2 モチベーションを維持しやすい
当然ながら、ページを開くと全て英語です。学生時代の長文問題を思い出して鳥肌の立つ人もいるかと思いますが、洋書はテストではないので、内容が100%わからなくても減点はされることはありません。なんと自由なのでしょう!特に、上に挙げたGRはページ数の少ないものが大半なので、「最後まで読み切る快感」を多く味わえるのもうれしいポイントです。
1.3 楽しく英語の勉強ができる
洋書を読むことの長所は「強制されないこと」に尽きます。読了時に「内容がよくわかった!」「面白かった!」と思えれば万々歳ですが、あまりよくわからなくても誰にも怒られませんし、ペナルティもありません。気分を変えてあっさり次の本に取りかかれば良いだけです。「日本語での読書はあまり得意でないけど、英語の本なら読める!」という人も実はいます。思い切って始めてみれば「楽しく英語を読む新たな自分」を発見できるかもしれません。
2. 英語学習のための洋書選びのポイント
2.1 自分の興味のある本を選ぶ
せっかくおとなが読書するのです。わざわざお金と時間をかけて面白くもなさそうな洋書を選ぶ必要は皆無でしょう。例えば上記Graded Readersには有名人の伝記が多数あります。推しの半生はすでによく知っているという人でも、それを英語で読むことができれば推しへの思いがさらに強くなるかもしれません。また、少し前に見て感動した映画の原作本や、訪れたことのある街を舞台にした小説本を選ぶのも楽しいものです。
2.2 自分が内容を知っている本を選ぶ
さて、「英語で読書を」とは言うものの、最初から簡単にスイスイ読める人のほうが少ないでしょう。読めない本が何冊か続くと、やはりモチベーションは下がるものです。「内容を知っている本を読んでも新たな経験にはならないじゃないか」という人もいますが、新しい経験を楽しむにはそれなりの「下地」が必要です。「下地」に自信がない人ほど、すでに知っている物語を洋書で完読できれば、次の1冊への大きな自信になります。「日本昔話」や童話なども、英語で読むとそれなりに手応えのあるものですよ。「取っかかりは簡単なところから」というのは普遍のセオリーです。
3. 効果的な洋書の読み方
3.1 辞書を使わずに読んでみる
わからない単語を調べることには、もちろん価値があります。ですが、度を越すと「知らない単語あったら読めない」と諦めてしまうことにも繋がります。人間には幸いに「推測力」が備わっているので「この単語は知らないけれど、付近の数文の様子から推測すると、こんな意味かも」と、まずは自分なりに意味を推測してみましょう。
そういう意味でも、洋書は辞書(アプリ)などを使いにくい通勤途中やお洒落なカフェで読むことをおすすめします。意味を推測した単語には小さなマークを付けておいて、帰宅後に辞書(アプリ)で正しい意味をチェックしてみましょう。推測の正解度合いが高くなってきたら、あなたは英語力と共に読解力を身に付けつつある証拠です。
3.2 音読してみる
その日に読んだところを全て音読するのはさすがに厳しいかもしれませんが、「こんな言い回しがあるんだな」と印象に残った文や「この表現は心に刺さった!」というところは、ぜひ何度か音読しておきましょう。あなたの一生の指針となるかもしれない表現をみすみす逃してしまうのは、あまりにももったいないことです。
3.3 再読してみる
「本って一度読んだらそれで終わりでしょ?」いえいえ、せっかくですから再読して元を取りましょう!ひと口に再読といっても、そのリサイクル方法はいろいろです。意外とビックリするのが、今日読んでわからなかったところを帰宅してもう一度読んだらあっさりわかった、というもの。他にも例えば「自分に英語力が付いているんだろうか?」と自信がなくなったとき、数カ月前に読んだ本を再読するのが効果的です。毎日の小さな1歩には気付かなくても、100日後の100歩は必ず目に見えるものです。
4. 洋書を英語学習に使う際の注意点
4.1 辞書に頼りすぎない
辞書で調べることはもちろん大切な作業ですが、頼りすぎると「読解力を身につけるチャンス」をつぶしてしまう可能性もゼロではありません。わからない単語が出てきたら、その前後の数文をもう一度読み直すことによって、少なくともその単語が肯定的なのか否定的なのかは、まず間違いなく推測することが可能です。3カ月ほど「取りあえず辞書なし読書」を続けると、読解力の伸びが実感できることでしょう。
4.2 正確に読むことにこだわり過ぎない
「あなたにできないこと」は存在しませんが、「今」のあなたにできないことは、残念ながらあるかもしれません。「こういう意味だろう」と思って読み進めたのに、途中でつじつまが合わなくなって頭の中にクエスチョンマークが飛ぶ事態が起こるのは当たり前だと思っておきましょう。どうしても気になる場合は、読み間違えていた箇所を特定するのもアリですが、極端な話、あなたがどこかで間違ったからといってストーリーのオチが変わるわけでもありません。「どこかで読み違えたのだなあ」と軽く流しておいて、数カ月後の再読に望みをかける、そのくらいの心持ちで楽しむのが賢い方法です。
4.3 インプットだけでなくアウトプットしてみる
読書は究極のインプット作業ではありますが、思わず吹き出してしまうジョークや、自分でも使ってみたいと思う魅力的な表現に数多く出あうものです。そういう箇所はしっかり何度も音読して自分の口から出せるようにしておきましょう。あるいは、恋人同士の甘い会話や、ニヒルな男のキザな台詞を、登場人物になりきって口に出してみるのも大いにアリです。(ただし、周囲に誰もいないことを確認してからどうぞ!)
5. まとめ
ここまで、洋書を読むためのヒントをご紹介してきました。今のあなたの英語レベルよりもちょっと簡単な洋書から始めるのがコツです。「趣味は?」と聞かれて「英語の読書です」と言えるようになる日は、あなたが思っているほど遠くないかもしれません。

