
英語を使えるようになりたい!と思って勉強をスタートしたものの、結局三日坊主になってしまったり、思っていたほど効果が出なかったり…という経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。この記事では、英語初心者だけでなく、普段から英語を使っている社会人の方までを対象として、英語のスキル別勉強法や学習を続けるコツをご紹介します。
1. 英語の勉強を始める前に知っておくべきこと
ひとくちに英語を勉強するといっても、じゃあ何をどうすればいいの?と途方に暮れてしまいますよね。そういうときは一歩引いて考えましょう。まずやるべきことは、「いつまでにどのくらいのレベルに到達したいか」というゴールをイメージすることと、「今、自分の英語力はどのくらいなのか」をしっかり認識することです。
1.1 目標設定の重要性
最初に、英語学習の目標を設定しましょう。「英語力」というのは非常に広い概念です。あなたにとっての「英語力」とは具体的にどのようなものですか?ネイティブスピーカーのように流暢に会話ができる?字幕なしで映画が楽しめる?それとも、海外のお客様との商談をスムーズに進められる?こういったことをできるだけ具体的にイメージして、目指す姿を設定することが、今後の英語学習を大きく左右します。
もちろん、必要以上の高望みは禁物。あまりにも遠いゴールだと、途中で息切れしてしまいますよ。1年なら1年という期間でがんばれば手が届きそうな、現実的なゴールを設定しましょう。
1.2 自分の英語のレベルを把握する
ゴールが設定できたら、次に必要なのがスタート地点の確認です。すなわち、「今、自分の英語力はどのくらいなのか」ということ。
これもできるだけ具体的に列挙しましょう。もし英検やTOEIC® L&R テストのスコアを持っているのならそれらも貴重なデータになります。もしそういったものがなければ、Web上にある無料レベルチェックを利用してみるのも手です。
2. タイプ別の英語の勉強法
ここからはそれぞれのタイプに応じた勉強法の代表的な例を見ていきましょう。もちろん、勉強法に「絶対」はありません。いくつか試してみて、ご自身のスタイルに合ったものを選んでくださいね。
2.1 初心者向けの勉強法
英語初心者の方がまず身につけなければいけないのは、最低限のボキャブラリーと中学生レベルの文法事項です。何事も基礎が大切で、これがないと後で苦労します。では具体的に何をすればいいのでしょう?実は初心者向けの教材が一番充実しているのをご存じですか?特に、中学生までに学ぶ内容を復習するコンテンツを中心に、これと決めたものを繰り返し学習することで、ある時点から英語に対する「慣れ」が生まれてきます。
2.2 中級者向けの勉強法
初心者レベルでやるべきことを押さえた中級者レベルの方におすすめなのは、少しずつ自分のレベルより高い教材にチャレンジすること。例えば、今もし英検2級をお持ちなら、ひとつ上の英検準1級を目指してみましょう。また、中級者はそろそろアウトプットにも目を向けたいもの。ライティングやスピーキングの練習も徐々に取り入れていくと、ひとつレベルが上がった感じがしてモチベーションもアップするでしょう。
2.3 社会人向けの勉強法
社会人の多くは、すでに何らかの形で英語を使う環境にいることが多いですよね。一方で、一番大変なのは勉強時間の捻出ではないでしょうか。その場合に有効なのが、「スキマ時間の活用」と「好きなことを英語で楽しむ」という2つ。前者については、通勤時間に英語のリスニングをYouTubeやPodcastで行うなどといったことが挙げられます。後者は、例えばスポーツ観戦が趣味なら、海外のニュースチャネルを見たり、Webサイトを見てリーディングの練習をしたりということが考えられます。自分の興味があることなら背景知識もあるので、思ったよりずっと理解が進みます。
3. 英語のスキル別勉強法
英語にはリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングという4つのスキルがあります。それぞれ、どんな勉強法があるかを簡単にご紹介します。
3.1 リーディング力を鍛える方法
まず、英語を読んで理解するためのリーディング力をアップさせる方法について。これは何といっても日頃の地道な努力がものをいいます。ただし、苦行のようなことをする必要はまったくありません。例えば、今は英語に翻訳されているマンガがたくさんあります。好きなマンガを日英対比で読めばスムーズに内容を理解でき、結果としてリーディングに必要な単語力や文法力も後からついてきます。
ポイントは毎日の積み重ね。少しずつでも読み進めることで1冊を読み切ったときの達成感も得られますし、それがさらなるモチベーションにもつながります。
3.2 ライティング力を養う方法
自分で英語の文章を書くライティング力を伸ばすには、正しい英文の形を覚えることから始めるのがよいでしょう。英文には必ず一定のルールがあります。参考書の例文を書き写すなどして、使われている表現や文法とセットでひとつひとつマスターしていきましょう。
また、最初は無理に自分の力だけで書こうとせず、ChatGPTのような生成AIを使ったり、あるいは先生に添削をお願いするなど、うまくツールを活用するのがポイントです。
3.3 リスニング力を向上させる方法
リスニング力アップのための方法は、例えて言えば「筋トレ」のようなもの。最初からまったく聞き取れないものを聞いても、それは素人がいきなり100kgのバーベルを上げようとするのと変わりません。YouTubeなら最初は0.75倍速で聞いてみたり、あるいは使われている語彙が難しすぎないものを選んで聞いたりするのがいいですね。また、英語の発音やリズム、イントネーションは日本語とまったく異なるので、そういった点を先に勉強しておくのも効果的です。
3.4 スピーキング力を伸ばす方法
最後にスピーキング力を高める方法についてです。話す際には、いわゆる学校の勉強では出てこないような口語表現を使うことが多いので、それらをマスターすることが必要になります。これも市販されている参考書をまずは1冊選んで繰り返し読み、基本的なものを覚えていきましょう。もうひとつ大事なのが発音です。もちろん、ネイティブスピーカーとまったく同じ発音ができなくても問題ありませんが、聞き手が理解しやすいレベルまでは到達したいですね。最近では発音に特化した教材やスクールも少しずつ増えていますので、そうしたものを活用すると、より通じる英語が話せるようになるでしょう。
4. 英語学習を習慣化するためのコツ
英語学習を続けていく上で大事なことはたくさんありますが、最も大事なのは「英語学習=苦行」というマインドを払拭すること。
私たちはなぜか「勉強」という言葉を聞くと、条件反射的に「イヤなもの」と感じてしまいがちです。しかし、少し考えてみてください。私たちは皆、第一言語である日本語をネイティブレベルで話せますが、日本語を必死に「勉強」した記憶はほとんどないはずです。それでも日本語を自然にマスターできたのは、日常の中で語彙を日々少しずつ学び、耳からたくさんの音を聞き、無意識に積み重ねてきた経験があるからです。英語学習もこれと同じです。「苦手」と構えるのではなく、毎日の生活に語彙学習を取り入れたり、音声を聞いたり、動画を観たりして、英語に触れる小さな習慣を積み重ねることが大切です。
もう一つ重要なのが教材選びです。できるだけ自分の興味・関心に近いものをそろえましょう。そうすることでいわゆる「お勉強」感が少なくなりますし、何より理解が早くなります。好きなことならモチベーションも保ちやすくなるので、これは本当におすすめです。
5. まとめ
英語の勉強方法や継続するコツをレベル別、スキル別にご紹介しました。
英語学習は長い道のりです。最初はできなくて当然なので、焦らず、ロールプレイングゲームをやっているような感覚で、レベル上げをしているプロセスを楽しみましょう。


