
TOEIC® L&R TESTの勉強をしていて、リスニングのスコアが思うように伸びないことにお悩みではないでしょうか。単語や文法を覚えるリーディングと異なり、成果がすぐに見えないので不安になることも多いですよね。この記事ではリスニングのスコアが伸びない理由とその対策についてご紹介します。もし当てはまることがあったら、ぜひこの記事を参考に勉強方法を見直してみてくださいね。
1. TOEIC® L&R TESTリスニングスコアが伸びない理由と対策方法
1.1 リスニングの学習量が不足している
1.1.1 英語を聞く時間が足りない
教科書や参考書を開いて英語を文字で勉強できるリーディングと比べて、日本人は英語を「聞く」量が圧倒的に足りないと言われています。周囲に英語を話す人が少なく、テレビやラジオも基本的にはすべて日本語なので当然といえば当然ですよね。意識的に英語を聞く時間を増やすだけでもリスニングの基礎体力が作れるので、例えばテレビは副音声の英語で聞くようにしたり、YouTubeで英語学習動画を見てみたりして、能動的に英語を耳に入れる機会を作ることで少しずつ英語の音声に耳が慣れていきます。
1.1.2 TOEIC® L&R TESTに即した問題演習のやり込み足りない
英語のリスニング自体は定期的にやっているけど、TOEICになるといまひとつうまくいかないという方は、TOEICの問題形式に即したトレーニングを増やしたほうがよいかもしれません。TOEICは問題ごとに「設問→放送文→選択肢」という独特の構成があり、それに慣れていないと、本来のリスニング力があっても点数に結びつかないことがあります。とくにPart 2やPart 3-4では、設問の先読みや情報の取捨選択の力が問われます。TOEIC特有の「聞き方」を体に覚えさせるには、公式問題集や模試で繰り返し実践することが重要です。
1.2 リスニングの学習方法が間違っている
1.2.1 聞き流しだけしている
英語の音声を流しっぱなしにしていればいつか聞き取れるようになるだろう…と思っていませんか?リスニングの学習にはじっくり音声を聞いて意味を理解する「精聴」と、ある程度理解できるものを多く聞く「多聴」がありますが、ただの聞き流しはそのどちらにも当てはまらず、十分な学習効果は得られません。また、TOEICのリスニングのように設問があるものはその設問に回答することも重要なので、問題への回答も併せて練習することが必要になります。ただ時間だけが過ぎてしまってはもったいないので、もし聞き流しをしているのであればリスニングの学習方法を見直す必要があるでしょう。
1.2.2 自分に合っていない教材で勉強している
もう一つよくある学習方法の間違いが、自分のレベルに合っていない教材を使っているケース。リスニングには筋トレと似たところがあり、自分がついていけないようなスピードの教材や、逆にゆっくりすぎてつまらないような音声を聞いても効果はほとんど期待できません。もしそうした教材を使っているなら思い切って新しいものに切り替えましょう。目安としては、8割くらい理解できるが完全に理解するにはスクリプトを見て聞き直す必要があるくらいのものを選ぶとよいでしょう。
1.3 復習ができていない
1.3.1 問題をやりっぱなしにしている
一度聞いた教材をそのままやりっぱなしにしていませんか?リスニング力向上にも復習は意外と大事です。よく聞こえなかった部分を何度も聞き直してみて、自分が分からなかった単語やフレーズなどをノートに書き出したり、音声と同じように発音できるか確認したりしてみましょう。こうした練習を繰り返すことで、耳が鍛えられるだけでなく様々な英語表現をストックできるのでおすすめです。
1.4 リスニング以外のスキルが不足している
1.4.1 語彙力と文法力が不足している
リスニング以前の問題として、最低限の語彙力と文法力は必須です。これがないとそもそも何を言っているのか見当もつかず、モチベーションも下がってしまいます。特に英語学習を始めたばかりの初心者の方は無理をせず、一旦は中学校レベルの基礎知識を身につけることに徹したほうがよいでしょう。もちろん、その過程で習ったことを英語の音声で聞くのはOK。そうやって少しずつリスニングの基礎力を養っていきましょう。
1.4.2 音声変化を理解していない
リーディングはある程度のレベルに達している方でもリスニング力が伸びないということがありますが、これは英語の「音の変化」についていけていない可能性が高いです。英語には前後の音がつながって聞こえたり、一部の音が抜け落ちたりするパターンが存在します。音声変化の基本的なルールを説明した参考書も市販されていますので、まずは基本的なものを1冊選んで目を通しておくと、実際に音声を聞いたときの理解度が高まるでしょう。
2. TOEIC® L&R TESTレベル別のリスニングの勉強ポイント
2.1 初心者の場合
2.1.1 リスニングの基礎ができていない
TOEIC初心者は、まず「英語を聞いて意味がわかった」という経験を積むことが最優先です。リスニング力が不十分な段階でTOEICの模試ばかり解いても、内容が理解できずモチベーションが下がる原因になります。まずは中学英語レベルの英文を繰り返し聞いて「意味がわかる速度で聞き取れる」ようにすることから始めましょう。それと並行してTOEICに出てくる語彙やフレーズもコツコツ覚えていくことが大切です。
2.1.2 モチベーションが保てない
初心者の段階では、「何も聞こえない」「まったく理解できない」と感じる時間が多く、学習のモチベーションを保つのが難しいことがあります。その場合は、TOEICのスコアアップだけでなく、「洋楽がわかるようになった」「海外ドラマのセリフが聞き取れた」など、身近な成功体験をモチベーション源にするのがおすすめです。この時点ではTOEICの素材にこだわらず、自分が興味のある分野の素材を使って、英語を聞くことそのものへの抵抗感を減らしましょう。また、学習時間や達成した内容を記録することで、自分の成長を実感しやすくなります。
2.2 中級者の場合
2.2.1 TOEIC® L&R TEST本番に向けた対策を重点的にする
中級者は、単に英語を聞くのではなく、「TOEICで得点を取るための聞き方」を身につけることが必要になってきます。たとえば、Part 2では「最初の数語」に集中する、Part 3・4では「設問を先読みしてキーワードを拾う」など、正解を積み上げるのに必要なテクニックも身につけましょう。また、公式問題集を繰り返し使い、自分の弱点パターン(疑問文が苦手、図表が絡むと混乱する等)を分析するのも効果的です。本番を想定した演習を繰り返すことで、実践力が養われます。
2.3 上級者の場合
2.3.1 リスニング以外のスキルの見直し
リスニングのスコアが伸び悩んでいる上級者は、実は語彙力や文法理解、リーディングスピードがボトルネックになっていることもあります。たとえば、Part 3・4で選択肢の意味がすぐに理解できなければ、正答率は下がります。また、先読みの速度が遅ければ、肝心のリスニング内容が頭に入らなくなります。つまり、リスニング強化のためには、「読む力」や「瞬時の意味処理能力」も不可欠なのです。総合的な英語力の底上げを意識して、スコアアップを目指しましょう。
3. まとめ
TOEICのリスニングスコアが伸び悩む理由とその対処法については、初心者から上級者まで様々なパターンが想定されます。ボトルネックになっている点が見つかれば、問題は半分解決したようなものです。あとはそれを解消するためのトレーニングを積み重ねていきましょう。


