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英語の発音練習はどうしたらいい?ネイティブのように話すためのコツも解説!

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国際化・情報化がますます進む世界の中で、事実上の国際共通言語である英語の音を「聞いて理解する」だけでなく、自らも良い発信者となるために、正しい発音の知識は大変重要なものとなっています。この記事では英語の発音に関する基本的な知識、そして学習の際に気を付けるべきことなどを簡単にまとめています。

1.英語の発音練習の重要性

1.1 なぜ発音が重要なのか

インド英語や中国英語など、お国訛りの強い英語を聞き取りにくいと感じたことはありませんか。なぜ発音が重要なのかは自分が逆の立場になってみればすぐに分かると思います。日本語は世界でも話せる人が少ない言語です。
当然、その日本語の発音に強く影響された英語は、日本語を話せない(または日本語の音の特徴を知らない)人にとって非常に分かりにくいものになります。日本人同士が英語で話した時にお互いの発音が聞き取りやすいのは「日本語の音」を共有しているからです。​英語は日本人以外の人とコミュニケーションをとるために使いますので、発音が英語の標準発音に近いほど相手に伝わりやすくなります。

1.2 発音が英語力に与える影響

発音が英語力に与える影響は、多くの人が認識しているよりも根本的で重要なものだと思います。現在私たちが使っている言語のほとんどには音と文字があり、各言語において音とその文字表記(スペル)の間には個別のルールや決まり事があります。発音の良さは、発話に限らず、ある言語を聞いたり、読んだり、書いたりする時にも大きな助けになります。

大人の学習者の多くは、耳で聞いた音を脳内で文字化してから意味につなげる、という作業を無意識で行っています。流暢に使える言語であれば、この作業はかなり自動化されており、音が直接意味に結び付きます。これから英語力を上げたい、あらゆる英語スキルにおいて「流暢さ」を高めたい、と考えている人は、​英語の発音とスペルの間のルールを理解し、脳内で音が正確に文字化されるように​トレーニングすることが英語力アップに大きく寄与するでしょう。

2.英語の発音の基本

2.1 発音記号の理解

発音記号の理解は複雑だと、最初からあきらめている人も多いと思います。そのような苦手意識が発音学習のハードルをあげてしまっているという現状もあるでしょう。また、発音記号には複数のスタイルがあり、それぞれ少しずつ異なっているため、それもまた発音記号の扱いの複雑さに拍車をかけているようです。しかし、学習というものの多くを文字や記号に頼って発達させ、深めてきた私たち人間にとって、発音記号をマスターすることは学習上大きなメリットがあるのも否定できません。逆に音のみで発音を学ぶことを想像すると、これもまた煩雑そうですね。

「発音記号への苦手意識」を少しでも軽減するために、まず発音記号はIPA(International Phonetic Association - 国際音声学会が出しているものを使うと良いでしょう。最も一般的に使われている記号になりますし、基本の記号が決まれば迷わなくて済みます。

また、ゼロから全ての発音記号を学ぶのが苦痛だと思う人は、​自分が苦手だと感じる音の発音記号をまず覚える​ことをおすすめします。理解して意識する、ということが学習の進歩につながります。逆に発音に興味のある人は、アメリカ英語の発音を学びたい、イギリス英語を話してみたい、など具体的な目標を持つと楽しく学習を進められるでしょう。その際にも発音記号の助けを借りられると学習がよりスムーズです。

2.2 母音と子音の特徴

とても大雑把な言い方をすると、母音は「口を閉じずに息を吐き続ける音」、子音は「喉、舌、歯、唇、など口腔内の特定の場所を使って息を遮る音」と言えるでしょう。各言語の母音と子音のセットはその言語に特有のものであり、他言語との間で代替可能な近い音も一部ありますが、ある言語に存在する音が他の言語には存在しない、というのがほぼ当たり前です。

つまり、​英語を英語らしく発音するためには「英語の母音と子音のセット」をマスターするつもりで取り組む​ことが大事です。日本語の母音と子音のセットの中から自分の判断で代替できると考えるのは危険ですし、間違ったくせが付きますので却って遠回りになりがちです。発音学習をスムーズにスタートしたければ、全くの独学よりも、信頼できる書籍や動画、そして講義を通して専門の講師に正しく基本を学ぶことから始めることをお勧めします。

2.3 アクセント(強勢)とイントネーションの基本

アクセント(強勢)もイントネーションも音の高低のことですが、​前者は単語レベル、後者は文、または文章レベルでの音の高低​を指します。語彙を学習する際には、単語の第一強勢(最も高く強く発音される音節)がどこなのかを確認しましょう。この第一強勢の位置がズレると、相手に正しく理解してもらえないことが多いです。

例えば、筆者の経験では、managerという単語をカタカナに影響されてmaNAgerと第二音節に強勢をおいて読む人が多いですが、正しくはMAnagerと第一音節が強いです。イントネーションについては「Yes-No疑問文は語尾を上げる」などの皆さんが学校で習ってきた基本ルールに加えて、文や文章全体の中で意味を強調する際の高低のルールなども含まれます。
イントネーションのコントロールは、やや上級者向けの内容とはなりますが、映画やドラマが好きな方であれば、テキストに加えてイントネーションによる意味の伝達なども楽しんで学習できる部分だと思います。

3.効果的な英語の発音練習方法

3.1 シャドーイングで発音を鍛える

シャドーイングの目的は「真似を通しての習得」です。発音に限らず、アクセント、イントネーションなど、その人になり切るくらいの気持ちで「真似」を真剣にやりましょう。子どもたちが外国語の発音をとても上手に真似するのを耳にしたことがある人も多いと思います。それは、彼らが本当に素直な心で真剣に「真似」しているからなのです。

大人になると思い込みや今までの習慣、そして「恥ずかしさ」などに無意識に縛られていることも多いものです。自分ではシャドーイングをしているつもりでも、口から出てくるのは耳で聞いたものとは似て非なる、自分流の発音のママ、ということが多いです。シャドーイングの極意は自分を捨てて耳だけに従うことです。​子どものように素直な心で真剣に真似して​くださいね。

3.2 ディクテーションと音読

ここでは、ディクテーション(音を聞いて文字に書き取る)と音読のトレーニングを独学で始めたいと考える学習者の皆さんに具体的な方法をお伝えします。
音声とテキストが揃った教材を準備し、最初はテキストを見ずに音だけを何度も聞いてディクテーションをしましょう。テキストを最初に見てしまうと実際に聞き取れていなくても聞けていると思ってしまいがちです。何度も聞いて「これ以上は聞き取れない」というところまで書き取った後、初めてテキストと照らし合わせて確認します。​この作業を通して自分がどのような音や音声変化を認識しづらいのかを確認することができるでしょう。

その際になぜ聞き取れなかったのか、その理由も分かる範囲でメモしておくと復習にも役立ちます。知らなくて聞き取れなかった単語の発音は必ず音声(動画やオンライン辞書など)で確認します。また、知っているのに聞き取れなかった音は自分の発音との差が大きい場合が多いので、自分の発音を確認しましょう。

最後にディクテーション作業が終わったテキストで音読をします。発音、音声変化、アクセント、イントネーションなどに気を付けて、なるべく音源のネイティブスピーカーの発音を真似するようにすると更に効果的です。

3.3 自分の声を録音して確認する

前述のシャドーイングや音読の発話練習にぜひ取り入れていただきたいのが、自分の発話を録音して後から客観的に聞くということです。ありとあらゆるインプットは、自分の脳を一度通ることで無意識にさまざまなフィルターが重ねられ、最終的なアウトプットとして表れます。英語の発音も同じです。どこかの段階で客観的にフィードバックをしていくことが上達への鍵となります。

講師など第三者からフィードバックをもらえるのが理想ですが、それが難しい場合は自分自身で確認しましょう。元の音声とテキストに照らして「過去形の-edが落ちやすい」とか「be動詞の短縮形が正しく発音できていない」など、自分の発話の弱点を明確にすることができます。また、発音上の弱点は文法的な弱点と重なることも多く、これを認識することで文法力の向上にもつながります。​シャドーイングする際は必ず自分の発話を録音し、後から丁寧に元の音声やテキストと比較するようにしましょう。

4.ネイティブの発音に近づくためのヒント・コツ

1.1でもお伝えしましたが、発音を「より」ネイティブに近づけることのメリットは、聞き手にストレスを与えず自分の話を伝えられる点にあります。どれほど話の内容が素晴らしくても、聞き取りにくい発音だと聞き手に大きな努力と忍耐を強いることになります。その結果、相手が興味を失ったり、内容を十分に理解してもらえなかったりする可能性があります。

下を向いてうつむいたままカタカナ英語を棒読みするのでは、日本人にすら聞き取りにくい話し方になってしまうでしょう。​ネイティブの発音に近づくためのヒント・コツはただ一つ、「絶対に発音を改善したい!」と強く思うこと​です。それ以外はほぼ何も必要ないと言えるでしょう。「まあいいか」とか「発音より中身だ」と思っている人は上達しにくいです。なぜなら発音を変えるというのは自分の生活習慣を変えるようなものであり、常にそこに意志の力が必要だからです。

5.よくある発音の間違い

細かい発音の間違いというのは個人にもよりますので、ここでは日本語の発音ではあまり起こらないために軽視されがちな「アスピレーション(aspiration)」について説明したいと思います。アスピレーションとは、​子音を発音する際に発生する強めの息​のことを指します。英語の子音の中でも p/b/t/d/k/g/f/v/s/z/hは発音のために息を強く使います。特にp/b/t/d/k/gは「破裂音」と呼ばれるほど、息を瞬間的に強く使う特徴があります。

日本語の子音のほぼ全てが「子音+母音の組み合わせ(Ka Ki Ku Ke Koなど)」で構成され、息を強く使うものが少ないため、​英語ではアスピレーションをしっかりと出して発音すべき、というところが見過ごされがち​です。ネイティブの発音を注意深く聞いてみると、そこここに漏れてくる息の音が感じられるはずです。そしてこれこそが英語らしい発音のひとつの特徴になっていますので、発音の上達を目指す方は、「音」だけでなく「息の使い方」にも気を付けましょう。

6.まとめ

英語は、グローバル化が進む社会の中で、単なる1つの外国語ではなく国際共通語となっています。ITやAIの発展に伴い、その流れは今後もさらに加速するでしょう。さまざまな人が英語を介してコミュニケーションを図る中で、「ネイティブのような発音」にどれだけ意味があるのか、と疑問に思われる方もいるでしょうし、「言いたいことが伝われば良い」とする風潮が一般に強いのも現実です。

しかし、1.1で書いたように、伝わりやすい発音とは相手へ負担をかけないためのマナーであり、自分の話をしっかり聞いてもらうための戦略でもあります。「ネイティブのような発音」である必要はありませんが、聞き手に伝わりやすい発音を心がけることには大きな意味がありますので、ぜひ、この記事を参考にして学習を進めてください。

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執筆・監修

Q-Leap株式会社

Q-Leapは2014年創業のビジネス英語研修・研修コンサルティング・金融翻訳サービスなどを提供する会社。現社長愛場吉子と前社長浅場眞紀子が「日本のビジネスパーソンの英語力向上」をミッションに掲げてスタートした。以来、エクゼクティブ向けのプライベートレッスン、企業研修、大手インターネットサービス事業会社の社内公用語英語化のスピーキング研修提供、リクルートスタディサプリ制作への参画に加え、書籍の執筆・出版など多くの英語関連事業に携わってきた。またQ-Leapの専任講師、パートナー講師は、TESOL(英語教授法)修士を含めバイリンガルの経験豊富な人材で構成される。
主な書籍:「シーンで学ぶビジネス英語の基本」(アスク出版)、「話す英語」(アルク出版)、「話せる英語ドリル300文」(アルク)等多数。

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