
皆さんは、ネイティブスピーカーと十分にコミュニケーションがとれるだけの英語力を身に付けたいですか?この記事では、海外留学や海外移住することなく独学で英語をマスターする方法をわかりやすくお伝えします。
1.英語を独学でマスターするための基本ステップ
1.1 ステップ1: 自分の英語レベルを知る
英語を独学でマスターするためには、まず自分の英語レベルを把握することが大事です。現在の実力を知ることで、自分に合う教材や学習方法を選びやすくなり、学習計画がより立てやすくなります。
レベルの確認方法としては、オンラインの英語力診断テストや、英検・TOEICなどの資格試験の受験などが挙げられます。できれば、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能を測れるテストを受験するようにしましょう。
1.2 ステップ2: 明確な目標を設定する
次に、明確な目標を設定することが大事です。明確な目標は、長く険しい英語学習を続ける際のモチベーション維持につながります。まず、例えば「将来起業して世界的な会社にする」や「国際線のフライトアテンダントになる」などのキャリアに関する目標(大目標)を立ててみましょう。
そして、その大目標を達成するために、「2年後にアメリカの大学に留学して経営学を学ぶ」や「3年後に航空会社に就職する」などの中目標を設定します。
さらにそこから、「半年後にTOEFL iBTで90点を取得する」や「1年後にTOEIC® L&R TESTで900点を取る」のような小目標を立て、それに向けた具体的な日々の学習計画(「毎日単語を20個覚える」「1日30分、模試を使った音読練習をする」など)を設定していきます。
大目標を達成するために目標をどんどん細分化させていき、毎日の学習計画を立てるところまで落とし込むことが大切です。1つ1つの小さな目標をクリアすることで達成感が得られ、新たにやる気も芽生えて学習が長続きします。
1.3 ステップ3: 自分に合った学習方法を選ぶ
明確な目標の設定を終えたら、自分に合う学習方法を選ぶことが大事です。例えば、本を読むのが好きな人は、書店で自分のレベルに合った洋書を購入し習慣的に読書することで、楽しみながらリーディング力を伸ばすことができます。映像を見るのが好きな人なら、海外ドラマや洋画を視聴したりYouTubeで興味のある英語のコンテンツを見たりしながら、楽しくリスニング力を鍛えることができます。
人と話すのが好きな場合は、英会話レッスンでネイティブスピーカーやAIと会話することで、スピーキング力をぐんぐん身に付けることができます。何かを書くのが好きな人であれば、英語で日記をつけたり、英作文や論文をネイティブやAIに添削してもらうことで、ライティング力を飛躍的に伸ばすことができます。いずれにせよ、さまざまな観点で楽しみながら学べる方法を見つけ、それらを上手く組み合わせて学習を継続することが大事です。
2.英語の独学に効果的な学習方法
2.1 シャドーイング
シャドーイングは音声を後から追いかけるように音読するトレーニングです。最初は教材のスクリプトを見ながら行い、慣れてきたら何も見ずに行います。シャドーイングによって、英語の発音やリズム、イントネーションに慣れることができるため、リスニング力とスピーキング力の向上に役立ちます。少し長めの会話・トークでシャドーイングを行うとより効果的です。
2.2 ディクテーション
ディクテーションは音声を聞きながら発言内容を一言一句書き取るトレーニングです。1回で全てを完璧に書き取るのは難しいので、音声は何回か流して構いません。ディクテーションを行うことによって、細かい音を正しく聞き取る力が身に付くため、リスニング力とスピーキング力の向上に効果的です。少し長めの会話・トークでディクテーションを行うとより効果的です。
2.3 音読
シャドーイング以外の音読方法として、オーバーラッピングとリピーティングを紹介します。
2.3.1. オーバーラッピング
スクリプトを見ながら、ナレーターの音声に自分の声を被せるように同時に音読するトレーニングです。オーバーラッピングを行うことよって、自分の発音やリズムを矯正することができるため、リスニング力とスピーキング力の向上に役立ちます。少し長めの会話・トークでオーバーラッピングを行うとより効果的です。
2.3.2. リピーティング
文単位でナレーターの音声を止め(再生を一時停止し)、その文を正確に再現(復唱)するトレーニングです。最初はスクリプトを見ながら行い、慣れてきたら何も見ずに行います。リピーティングによって、お手本となる発音、リズム、イントネーションを再現する力が身に付くため、リスニング力とスピーキング力の向上に繋がります。少し長めの会話・トークでリピーティングを行うとより効果的です。
2.4 資格試験対策のための学習
TOEFL、TOEIC® L&R TEST、TOEIC® S&W TESTs、英検などの資格試験対策の学習は、独学で英語力を身に付けるためにとても有効です。より高いスコアや級を目指して単語や文法を覚え、問題集や模試で問題を解くことによって、リスニング力、リーディング力、スピーキング力、ライティング力が向上します。
3.英語の独学で避けるべきこと
3.1 翻訳に頼りすぎる
英文を解釈する際、日本語訳に頼りすぎると英語を直接理解する力が伸びにくくなるのでやめましょう。英語と日本語は言語の構造が大きく異なるので、逐一日本語訳を確認して読み進めたり、頭の中で日本語に訳しながら読んだりする癖がついてしまうと、読解力も速読力も伸びていきません。英語は英語の語順で英語のまま理解し、わからない単語は文脈から意味を推測するように心がけることが大切です。
3.2 文法に固執しすぎる
文法に固執しすぎると、完璧さを追及するあまり、文法のミスを恐れてスピーキングやライティングが疎かになる可能性があります。文法はもちろん大事ですが、実際に話したり書いたりする中でたくさん間違えながら学ぶことが大事です。
3.3 インプットばかりでアウトプットをしない
独学で陥りがちなのが、インプットばかりでアウトプットをしないということです。リーディングやリスニングは一人でも学習しやすいので、独学はどうしてもインプット中心の学習になりがちです。
しかし、インプットだけではスピーキング力やライティング力はなかなか身に付きません。覚えたことを実際に使うアウトプットの機会を増やすことでバランスが取れ、最終的に独学で英語をマスターする近道となります。たとえ身近にネイティブスピーカーがいなくても、最近ではAIが会話の相手や英作文のチェックをしてくれるので、アウトプットのトレーニングにはAIの活用もおすすめです。
4.まとめ
英語を独学でマスターするためには、自分の現在の英語レベルをきちんと把握し、明確な目標を設定したうえで、自分に合うやり方で学習を継続することが大事です。シャドーイングやディクテーションといった効果的な学習法を取り入れ、AIも活用しながら、インプットとアウトプットをバランスよく行うことが重要です。


