
張り切って英語の勉強を始めたものの、モチベーションが速やかに家出…。残念な話ではありますが、実は「あるある」です。であるならば、大切なのは「消滅することがほぼ確実である(!)モチベーションに翻弄されずに学習を続けるための方策を立てること」のはず。この記事ではうまく英語の勉強を続けるための方法と考え方を説明していきます。
1. 英語を勉強するモチベーション維持のための考え方
1.1 勉強を始める前に明確な目標設定をする
「1年後のTOEIC® L&R TESTで◯点を取る」とはっきり定められる人は、もちろんそれを目標にしましょう。具体的な目標が立てられない人は、例えば「海外旅行時にレストランで困らないようになる」でもよいでしょう。それでもまだ明確にできない人は、手近な中間目標を決めましょう。例えば「まずは半年後のTOEIC® L&R TESTで◯点を取る」とか、「半年後には、店員さんがイギリス人のあのお店でアフタヌーンティーをする」とか。決めた後も状況に合わせて書き換えOKです。目標は意外と忘れてしまいがちなので、どこかにメモしておきましょう。
1.2 モチベーションが落ちても気にしない
最初にも書きましたが、モチベーションは落ちてしまうものです。「でもAさんはいつも頑張ってるよ?」という例が身近にいる人には、Aさんの秘密を明かしましょう。Aさんは「モチベーションを保ち続けることができるスゴい人」というよりは、おそらく「勉強をやめない人」なのです。「今回も三日坊主だった」と嘆く人は「3日でやめる人」のこと。三日坊主になっても、間に1日、2日のインターバルを入れて再開すればよいのです。三日坊主も100回続けば学習期間が1年になります。「続ける」から「やめない」へと思考を転換してください。
1.3 自分に合った英語学習の進め方を見つける
スゴい人お勧めの学習法は、ひょっとすると「その人だからできる学習法」なのかもしれません。もちろん、できる人の意見は大いに尊重して取り入れることが賢明です。ですが、実際にアドバイスどおりにやってみて「効果が出ない」「しっくりこない」と感じるようであれば、変更しましょう。自分にとって実行しやすく、続けやすい方法を早く見つけ出した人が英語学習の成功者となっていきます。
2. モチベーションを上げる具体的な方法
2.1 学習環境を整える
せっかくあなたが決心をして英語の勉強を始めるのです。ご自分を鼓舞しほめるためにも、ちょっとオシャレな文具やらノートやらを先取りご褒美(?)として用意することをお勧めします。また条件が許すのなら、小さな折りたたみ机1つ買うだけでもいいので、「英語スペース」を作ると、あなたのモチベーションの家出が遅くなる可能性が高まります。
2.2 英語学習の記録をつけて進捗を可視化する
小学生の時に「夏休みの生活目標表」の項目を達成したらシールを貼ったこと、覚えていますか?あの「シール」が意外にも大人にも有効です。せっかく5個並んだのだから明日も貼れるように頑張ろう、と思うのは子どもだけではありません。実際にはシールでなく、スマホやPCのアプリ内に丸印を付けていってもOKです。絶対に外せない条件は「いつも見える場所」に置くことだけ。進捗表を作るにあたってのコツは、学習事項を欲張りすぎないことです。「これだけは絶対に勉強する」という項目だけに絞ってこなしていきましょう。予定以上に長く勉強できた時やプラスアルファの項目が勉強できた時にはスペシャルシールで自分を称えましょう。
2.3 取りあえず3分だけ勉強してから考える
かなりよく効く方法がコレ。やりたくないなあと思っていても、取りあえず3分間だけ勉強します。3分後に自問してください。「ここで終わる?それとも続ける?」と。意外にも「続ける」を選ぶ人が大多数です。ちょうど勉強が進み始めた3分後に「ここで止めるなんてもったいない!」と多くの人が感じるのです。
3. モチベーションが下がった時の対処法
3.1 リフレッシュする
しつこく書いておきます。モチベーションは下がるものです。少しインターバルを入れても家出したモチベーションが戻ってこない時には、全部パッと忘れてどこかへリフレッシュしに行きましょう。帰宅後、テキストを前にして普通に勉強できた人は自分で自分を大いにほめましょう。帰宅後にやはりモチベーションが戻らない人は1.2で述べた「続ける」のではなく「やめない」こと、そして2.3の「取りあえず3分勉強」を思い出してください。何が何でも勉強することによって「やめない自分」を自分の目によく焼き付けてください。
3.2 勉強する理由を思い出す
首尾よくスタートを切った人でも「なんでこんな面倒なこと、始めちゃったんだろ?」と思い悩む日が必ずやってきます。定番作業ではありますが、開始時に立てた目標を見直してください(1.1で「目標の記録」について述べています)。日々のノルマをこなすことに気を取られ、意外と自分の目標を忘れてしまうものです。
4. モチベーションを持続させるための方法
4.1 小さな成功をほめる
1人だけの時に自分で自分をほめましょう。誰に気を使う必要もありません。思いっきりほめてOKです。「それほど必要ではない英語を独学するなんて、私は天才じゃないか!?」、「三日坊主の僕が3カ月も英語を勉強しているって…かなりイケてない!?」と、勉強をする義務がないかもしれないあなたがコツコツと英語力を磨いているのですから、大いにほめてください。
4.2 自分の学習の成果を振り返る
登山中、歩いても歩いてもまだ道は先に続いていてイヤになりかけた時に視界がパッと開けるポイントに出て「こんなに登っていたんだ!」と驚いたことはありませんか?英語学習も同じで、数カ月たってからテキストやノートを見返したとき「あのときはこの文が読めなかったけど今はもうわかる!」「数カ月前はこんな間違いをしていたのか!でも今はもう間違えないようになっているぞ!」とご自分の進歩に気付くはずです。
4.3 他者と比較しない
あなたが勝つべき相手は優れた誰かではありません。あなた自身に勝つべきなのです。どうしても他人が気になって一喜一憂する人はエネルギーと時間を無駄にしています。人間は身長体重顔つきがそれぞれ違うのと同様に、「能力のタイプ」も違います。どこで大きく力が伸びるかなんて誰にも予想できません。どこまでも「自分は自分、他人は他人」と割り切りましょう。
5. まとめ
さて、この記事では「必ず家出するモチベーション」に対抗する方法や考え方について書いてきました。「自分にもできるかも」と思う方法があれば、ぜひ試してみてくださいね。まずは「『続ける』から『やめない』」への思考チェンジから。「家出してしまったモチベーション」に、速やかに優しくあなたの元に戻ってきてもらいましょう。


