
導入 英語の勉強には基本的に地道な努力が必要です。そうはいっても、できるだけ効率的に進めたいもの。この記事では、学習効率を最大限高めるため、何をどんな順番で勉強していけばよいかについて解説します。最近英語力が伸び悩んでいる人や、今の学習方法に疑問を持っている方はぜひ最後まで読んでみてください!
1. 英語学習における「順番」の重要性
1.1 なぜ順番が大切なのか?
英語学習で「順番」にこだわる理由は何でしょうか?
英語を学ぶことは例えていえば筋トレのようなもので、自分の力を遥かに超えた教材で学習をスタートしてもほとんど何も身につきません。筋トレ初心者が自分の体重を超えるような重いバーベルを上げられないのと同じですね。
そのため、英語学習において順序を意識することは、効率的かつ確実な定着を図る上で極めて重要です。例えば、中学校レベルの単語や文法の基礎があってこそ、スピーキングやライティングといった発信が可能になるのです。
もう一つ重要なのが、正しい順番で学ぶことで知識が階段状に積み上がり、理解が深まりやすくなるだけでなく、学習への自信にもつながるということです。逆にいえば、基礎を飛ばして応用に進んでも、表面的な理解にとどまり、すぐに限界が訪れます。それだけならまだしも、「結局自分は何もわかっていない」という思いに囚われてモチベーションを失うことにもなりかねません。限られた時間の中で成果を出すには、論理的な学習順序を設計し、それに沿って進めることが鍵となります。
2. 英語を勉強するための効果的な順番
ここでは英語を勉強する上での効果的な順番をお伝えします。ただ、実際の学習においてはいくつかのステップが同時進行で進んだり、行ったり来たりを繰り返すこともありますので一つの目安とお考え下さい。
2.1 ステップ1:語彙を増やす
英語学習でまず行うべきことは、基本的な語彙をきちんとマスターすることです。具体的には中学校までで習うレベルのボキャブラリーを身につけることですが、これは文部科学省の資料にもあるとおり、単語の数でいうとおよそ2,200~2,500語になります。語彙を学ぶ際には発音やスペル、文の中での使われ方などもセットにして覚えるとより効果的です。
2.2 ステップ2:文法理解
実際にはステップ1とほぼ同時進行ですが、基本的な英文法を理解することも重要なステップです。これもやはり目指したいのが中学校までに習う範囲をきちんと理解すること。幸い、参考書や教材には事欠かないので、自分が使いやすいものを一つ選んでそれをじっくり消化していくのが近道です。
2.3 ステップ3:リーディング・リスニング
ステップ2までがある程度固まってきたら、少しずつリーディングやリスニングといった英語の「受信」スキルを伸ばしていくトレーニングを取り入れていきましょう。
ここでのコツは「今の自分のレベルで80%くらい理解できる」教材を選ぶこと。そうすることで、概要はストレスなく理解できる一方、必ず何か新しい学びがあるという状態を作ることができます。
2.4 ステップ4:ライティング・スピーキング
最後に、自分で英語を使って「発信」するためにライティングやスピーキングのトレーニングも行いましょう。まずは自分で書いたり話したりする英語がお手本どおりの正しい形になっているかを確認しましょう。
次に、スピーキングやライティングの際に、あえて習ったこととは違う形を試してみて、それが英語としてOKかどうかというフィードバックをもらうようにすると表現のバリエーションが増えて効果的です。最終的には自分のスタイルを確立できるのが理想ですね。
3. 英語学習におけるNGな順番と失敗例
順番を無視した英語学習を知らず知らずに行っていると、中長期的には様々な弊害が出てくる可能性があります。典型的な失敗例をいくつかご紹介します。
3.1 語彙力が不足している状態で長文読解に挑戦する
基礎の語彙が不足したまま難解な英文に挑戦すると、1文ごとに知らない単語が出てきて辞書に頼ることになり、読解に時間がかかります。
その結果、全体の流れや筆者の主張をつかむ力が育たず、読解力が伸びにくくなります。まずは中学から高校レベルの語彙を確実に身につけてから段階的に読む内容をレベルアップさせるのが効果的です。リーディングの教材を選ぶときには、1ページに知らない単語が10語以下くらいのものを選ぶのが目安です。
3.2 発音や音声変化を学ばずにリスニングに取り組む
英語には音の連結や脱落、弱化など、話し言葉特有の音声変化があります。発音やこれらのルールを知らずにリスニングだけを繰り返しても、実際の音を正確に認識できず、聞き取れない原因になります。まずはフォニックスや音声変化の基本を学び、発音練習を通じて「音の予測」ができるようにすると、リスニング力が大きく向上します。
3.3 読む・聞くスキルが未熟なまま話す練習ばかりする
インプットが足りない状態でスピーキング中心の学習をすると、語彙や表現の引き出しが少なく、会話がどうしても単調になってしまいます。また、思考が英語で展開できず、伝えたいことをうまく表現できずもどかしい思いだけが募ることも。まずはリーディングやリスニングで豊富なインプットを得ることで、自然なアウトプットが可能になります。
4. まとめ
英語学習に近道はありませんが、正しい順番で学習していくことによって結果的に短時間でレベルアップができ、さらに英語を学ぶことが楽しくなります。今の自分の英語力も考慮しつつ、ぜひ順番も意識して日々の学習に取り組んでくださいね。


