
おそらくほとんどの人が英語を勉強するためのノートを持っているはずですが、「一応ノートを取ってはいるけれど、効果が出ているのだろうか?」「もっと上手に英語勉強用のノートを取るにはどうすればいい?」
と疑問に思ったことはないでしょうか。
本記事では、英語学習の効果を最大化するためのノートの取り方について解説します。
1.英語勉強ノートは大切
英語を勉強する上で、ノートを作ることの大切さは言うまでもないでしょう。英語学習における役割や、使うことで得られるメリットは以下のとおりです。
1.1 英語学習におけるノートの役割とは
英語学習において、ノートが果たす役割には大きく「何を勉強したかの記録」、「勉強した内容の定着」という2点があります。
1.1.1 何を勉強したかの記録
特に英語を学び始めたばかりの頃は、覚えなければならないことが非常に多いですよね。参考書に出てくる英単語や、英会話でネイティブの先生が使った会話表現などの情報は、時間が経てば経つほど忘れてしまいます。そのため、目で見てわかる情報としてノートに記録しておくことで、情報量が多くても後から見返して思い出すことができるようになります。
1.1.2 勉強した内容の定着
勉強した内容は、授業などでただ受動的に見たり聞いたりしただけではすぐに忘れてしまうものです。しかし、「ノートを書く」「ノートにまとめる」という能動的な行為を行うことで、記憶の定着を促進できます。また、ノートを書きながら自分で「考える」プロセスを含めることで、理解をより深めることも可能になります。
1.2 ノートを使うことで得られるメリット
英語勉強ノートを使うことで得られる主なメリットは3つあります。
- 復習を効率的に行える
- 自分専用の学習コンテンツが作れる
- 英語学習のモチベーションが維持できる
順番に詳しく説明します。
1.2.1 復習を効率的に行える
英語を勉強していて、教科書や参考書のどこに何が書いてあったか分からなくて復習に時間がかかった、という経験はないでしょうか?英語勉強ノートをつけていれば、ノートの中身を見返すことでそうした時間のロスなく復習することができます。また、自分が学んだことが1冊のノートにまとまっているので、スキマ時間を使った学習もしやすくなります。
1.2.2 自分専用の学習コンテンツが作れる
英語勉強ノートは自分のレベルや興味・関心に合わせて作ることができる点も大きなメリットです。自分にとって本当に必要だと思える内容を、自分の理解しやすい形でまとめたノートを作れば、市販のどんな参考書よりも自分のためになるオリジナルテキストが完成します。自分が作ったノートには愛着が湧き、記憶の定着にも非常に効果的です。
1.2.3 英語学習のモチベーションが維持できる
英語学習には継続が不可欠です。その継続を支えるのがモチベーションですが、英語勉強ノートにはモチベーションを維持する効果も期待できます。学習を継続していくうちにノートが1冊、2冊と増えていき、その積み重ねてきたノートを時々振り返ることで、自分が英語学習を始めてからどのくらいの努力を積み重ねてきたのか、どれほど進歩したか、といったことを実感できます。
英語力は必ずしも一直線に伸びるものではありませんが、もしスランプに陥ったとしても、これまで積み上げてきた努力の証を見るだけで「もう少しがんばってみよう!」とやる気が出てくるでしょう。
2.効果的な英語勉強ノートの作り方
英語勉強ノートの作り方について、効果を高めるためのポイントをいくつかご紹介します。
2.1 カラーペンを使った視認性の向上
英語勉強ノートを作る際には、カラーペンやマーカーで重要な箇所をハイライトしましょう。特に情報量が多い場合には、色を使い分けることで内容が整理しやすくなり、ポイントの見直しもしやすくなります。
コツとしては、使う色は最大でも3色程度にしておくことと、それぞれの色がどういう役割を持つのかを事前に決めておくこと。そうすることで、より復習がしやすくなりますよ。
2.2 必要な情報の取捨選択
ノートに情報を詰め込み過ぎると、かえって効率が落ちることがあります。そのため、どの情報を残して、どの情報は残さないかという取捨選択をすることが重要です。確実に理解できていることを何度もノートに書くのは、時間の無駄になるだけでなく、進歩が感じられないことでモチベーションを下げてしまいかねません。最初はすべて記録したくなるかもしれませんが、必要な情報だけを厳選して書く方が学習効果は高まるでしょう。
2.3 余白を残す
英語勉強ノートには、後から類義語・対義語や単語のニュアンスなどの補足情報を追加できるように、ある程度の余白を残しておきましょう。その他にも、「ここは自分がよく間違える項目だから要注意」や、「前回受けたTOEICでこの文法事項に関する問題が出た」などのメモを残しておくスペースとしても活用できます。
3.英語勉強ノートの具体的な活用法
せっかく手塩にかけて作った英語勉強ノートは余すことなく活用したいですよね。そのためのポイントを2点ご紹介します。
3.1 音読用教材として使う
英語勉強ノートに書き込んだフレーズや英文は、音読用の教材としても使えます。読むときは発音やイントネーションに気をつけましょう。音読はスピーキングの練習にもなりますし、ノートに書いた内容をより記憶に定着させる上でも非常に効果的です。
3.2 スピーキングやライティングのアウトプットに使う
ノートにまとめた表現を、ただ書き留めるだけではもったいないので、機会を見つけて実践で使ってみましょう。英語で日記を書く際にノートに書いた表現を使ってみたり、英会話のレッスン時にノートを見ながら新しい表現を口に出してみたりすることで、英語表現の幅が広がります。
4.英語勉強ノートの利用時の注意点
英語勉強ノートはとても便利なツールですが、学習に利用する際に気を付けておきたいポイントも2点ご紹介します。
4.1 ノートを取ることを目的にしない
英語勉強ノートは学習効果を高める有効なツールですが、あくまで英語力向上という「目的」を達成するための「手段」です。そのため、ノートをきれいに作ること自体が目的にならないように注意しましょう。そこに手間をかけすぎてしまうと時間もかかりますし、自分の成長を実感する前に疲弊してしまうことにもなりかねません。
4.2 紙のノートとデジタルのノートの選択
最近では、紙のノートだけでなく、タブレット端末などを使ったデジタルなノートも普及しており、どちらを使うのがいいのか迷う人もいるかもしれません。
これについてはアナログ・デジタルのノートそれぞれに良いところがあるので、自分が使いやすい方を選べばOKです。ただし、紙のノートとデジタルのノートがバラバラになってしまうと管理しづらいので、できるだけどちらかにまとめておくか、ルールを決めて使い分けるとよいでしょう。
5.まとめ
英語勉強ノートは英語力アップのための強力なツールです。この記事でご紹介した効果的なノートの取り方や気を付けるべき注意点などを参考に、自分の目的に合ったノートを作っていきましょう。


