
皆さんは普段、どのように英単語を覚えていますか?この記事では、英単語の覚え方のコツやポイントをわかりやすくお伝えします。効率的な英単語学習法を身につけて、語彙力を飛躍的に伸ばしましょう。
1.効率的な英単語の覚え方
1.1 一度にたくさん覚えようとしない
英単語を一度に大量に覚えようとするのは非効率です。コンピューターと違って、人間の脳は一度に大量の情報を処理することが苦手であるため、100個の英単語を1回で覚えようとするよりも、10個の単語を10回に分けて覚える方が効率よく記憶することができます。また、一度にたくさん単語を覚えようとすると脳がストレスを感じ、モチベーションの低下にも繋がります。英単語は少しずつ覚えるように心がけましょう。
1.2 スキマ時間を活用する
英単語を覚えるにはスキマ時間を活用した学習がおすすめです。文法学習や長文読解の問題演習と違って、単語はわずかな時間で覚えたり見直したりすることができるので、通勤・通学時間や休憩時間などを有効活用することで、効率よく学習を進めることができます。仕事や家事で忙しくてまとまった勉強時間が取れない人でも、スキマ時間を活用することで無理なく英単語を覚えられます
1.3 音読したり書いたりして覚える
音読したり書いたりしながら英単語を覚えることもおすすめです。音と一緒に単語を覚えると記憶に残りやすくなるうえ、正しい発音で単語を覚えることでリスニング力とスピーキング力の向上にも役立ちます。また、単語を書いて覚えると脳が刺激され、記憶として定着しやすくなるだけでなく、正しい綴りでスラスラと書けるようになることでライティングでのスペルミスが減少します。英単語を覚える際は、聴覚と触覚も活用して記憶するようにしましょう。
2.英単語を記憶に残すための工夫やコツ
2.1 ビジュアル化して覚える
一般的に、文字情報の記憶には左脳が、視覚情報の記憶には右脳が大きな役割を果たすとされています。英単語を視覚化して覚えることで右脳が刺激され、記憶への定着がより促進されるので効果的です。例えば、embrace(~を抱きしめる、〔意見など〕を受け入れる)という単語は、文字だけで覚えるよりも、人の意見をハート型のクッションに見立てて抱きしめているイメージで覚えた方が記憶に残りやすくなります。
2.2 語源で覚える
英単語を覚える際に語源で覚えることも大事です。例えば、aspire(熱望する)という単語は、「a(~の方に)+ spire(息)」という語源から「~の方に息をする→~に熱い息を吹きかけて手に入れることを望む→熱望する」という意味の成り立ちがあります。このように語源を知ることで、単語がなぜその意味を表すのかを理解しやすくなり、初めて見る単語であっても語源から単語の意味を推測できる力が身につきます。すべての単語を語源と共に覚える必要はありませんが、語源の知識は英単語の意味の理解と記憶の強化に役立つので、ぜひ意識してみてください。
3.記憶の定着には定期的な復習が大事
人間の脳には短期記憶用のスペースと長期記憶用のスペースがあり、覚えた英単語は一旦短期記憶用のスペースに格納されます。仮にそのまま何もしないでいると、脳はそれを「大事な情報ではない」と判断して徐々に消去していきます。
つまり、短期記憶用のスペースにある単語は脳が一時的に記憶している情報に過ぎず、記憶に定着している状態とは言えません。単語を記憶に定着させるためには、短期記憶用のスペースから長期記憶用のスペースに情報を移す必要があります。そのために必要なのが「復習」です。単語を何度も見直すことで、脳はそれを大事な情報だと判断し、長期記憶用のスペースに格納します。単語を記憶に定着させるためには、復習を欠かさないことが大事です。
また、復習をするタイミングも重要です。今日覚えた単語が、1週間後、1年後まで記憶に残るとは限りません。覚えた単語を正しいタイミングで復習してこそ意味があります。復習のタイミングは、1日後、1週間後、1カ月後、3カ月後、6カ月後、1年後を基本として、あとはスキマ時間に抜き打ちテスト的に復習するのがよいでしょう。
4.ワンランク上の英単語学習法
4.1 オンライン英英辞典を活用する
英単語の意味を正しく理解したい人には、オンライン英英辞典の活用がおすすめです。例えば、periodicalという単語を英和辞典で調べると「定期刊行物、雑誌」という意味が掲載されていますが、刊行のタイミングや雑誌の種類については特に記載はありません。一方、オンライン英英辞典の1つであるOxford Advanced Learner’s Dictionaryには、a magazine that is published every week, month, etc., especially one that is about an academic subject(毎週、毎月などに発行される雑誌、特に学術的な主題に関する雑誌)と書かれています。
つまり、periodicalが「雑誌」であるとわかるだけでなく、that is published every week, month, etc.という記載からおそらく日刊誌は含まず、especially one that is about an academic subjectという記載からおそらく漫画雑誌は含まない可能性が高い、と読み取れます。このように、オンライン英英辞典を活用すると、ニュアンスとともに単語の意味を正しく理解できるのでおすすめです。
4.2 似た意味の単語をまとめて覚える
似た意味の単語を、つながりを意識しながらまとめて覚えるのも効果的です。例えば、「役立つ」という意味を表すuseful、helpful、handy、beneficial、instrumentalなどをまとめて覚えておけば、instrumentalの意味がすぐに出てこなくても、関連付けて覚えているusefulやhelpfulで置き換えて考えることができます。オンライン英英辞典の1つであるLongman Dictionary of Contemporary English Onlineは、似た意味の単語をTHESAURUS(類語集)としてまとめて紹介してくれるのでおすすめ**です。
4.3 多義性を意識して覚える
一つの英単語が複数の意味を持つ性質のことを「英単語の多義性」と言います。例えば、boardには「板」という意味の他に、「取締役会」「食事」「(飛行機や船など)に搭乗する」などの意味があります。英単語を覚える際は多義性を意識して意味を押さえ、文脈に応じてどの意味で使われているのかを瞬時に判断できるようにしておくことが大事です。
5.まとめ
英単語は一度に大量に覚えようとせずに、スキマ時間を活用して少しずつ覚えるようにしましょう。また、単語をビジュアル化して覚えたり、音読したり、書いたり、語源と共に覚えるのも効果的です。覚えた単語を記憶に定着させるためには、定期的な復習が欠かせません。オンライン英英辞典を活用して、類語や多義性を意識しながら単語を覚えるようにすると、ワンランク上の学びが得られます。


