
英語学習経験が少ない初級者が、はじめてTOEIC® L&R テストを受験する場合は、500点を目標とするのが適切です。本記事では、TOEIC 500点のレベルや達成するための勉強法を解説します。
1. TOEIC® L&R テスト500点のレベルはどれくらい?
1.1 大学生のTOEIC® L&R テスト平均点
大学生の平均スコアは596点です。英語が苦手な人は、まず500点を目標にし、その後600点を目指すことで、大学生として平均的な英語力を身につけることができます。
1.2 社会人のTOEIC® L&R テスト平均点
社会人の平均スコアは639点です。仕事で英語を使う人がいるため、大学生の平均よりも約40点高い傾向があります。
【参考】TOEIC® Program Data & Analysis 2024
1.3 英検との比較
TOEICと英検は測定対象が異なるため単純比較は難しいですが、TOEIC 500点は英検準2級〜2級程度に相当すると考えられます。
2. TOEIC® L&R テスト500点を取得するために必要な単語数と勉強時間
2.1 必要な単語数
TOEIC 500点を取得するには約4,000語の語彙力が必要という説もありますが、CEFR*の基準ではA2〜B1レベルに該当し、このレベルの語彙数は1,500〜2,000語程度です。これは中学校で習う語彙に近い量ですが、ビジネス英語に特化した単語も一部学習する必要があります。
*欧州評議会によって策定された外国語の運用能力を評価する国際的な基準
2.2 必要な勉強時間の目安
TOEICスコアが200点台の人が500点を目指す場合、必要な勉強時間の目安は600時間程度です。300点台からスタートする場合は400時間程度が必要とされています。
3. TOEIC® L&R テスト500点を取得できない原因
3.1 単語力不足
TOEIC 500点に到達していない学習者に共通の特徴の1つは、単語知識の不足です。リスニングセクションでもリーディングセクションでも、語彙が不足していると問題を正確に解くことが難しくなります。基本的な単語の習得が重要です。
3.2 文法の理解不足
「英語が苦手」という人の中には「英文法が苦手」という人が多いのですが、TOEIC 500点取得のためにも英文法を避けて通ることはできません。英文法の理解が不十分だと、単語の意味は知っていても文全体の意味を正確に把握することが難しくなります。中学英語レベルの基礎的な文法を、さっと使えるようになることがTOEICのスコアアップに効果的です。
3.3 テストの時間配分に関する問題
TOEICは、2時間で200問の問題を解くという時間的にタイトな試験です。また、中上級者向けの問題も多く含まれているので、初心者がそれらにも真正面から立ち向かっていくと、さらに時間を浪費してしまいます。テスト本番での時間配分は、スコアに大きな影響をもたらします。
4. TOEIC® L&R テスト500点を目指すための効果的な勉強法
4.1 頻出単語の学習方法
まず中学英語レベルの単語を学びましょう。それから、TOEIC対策に特化した単語本に載っているTOEIC 500〜600点レベルの単語を学びましょう。単語本は例文と音声が付いているものがおすすめです。単語本を繰り返して暗記するのが苦手な人は、問題集を解きながら、よく出てくる語句に着目しましょう。何度も出合う単語が重要な単語です。
4.2 基礎文法の理解
TOEIC 500点を目指す上で必要な文法事項はそれほど多くありません。Part 5-6に出る文法問題では、品詞と動詞の形の問題に特化してマスターしましょう。そして、一番大事なのは文構造の理解です。主語と述語動詞(SV)を見極め、それを中心に文の主旨が理解できるように練習しましょう。
4.3 TOEIC® L&R テスト公式問題集の活用
TOEICの公式問題集は本番レベルの問題が収録されているので、500点を目標にしている学習者にとっては、かなり手強い本です。公式問題集を扱う場合は、直感的に「これならできそう」「これくらいは解けなければ」と思う問題にフォーカスして取り組むようにしましょう。問題の難易度がわからないという方は、単純に各パートの前半だけを扱うという方法も可能です。
4.4 音読と多読の重要性
TOEIC 500点を効率的に達成するためには、リスクニングセクションを中心にスコアを獲得する学習法がおすすめです。そして、リスニング力を上げるためには音読が効果的です。ネイティブの発音を真似しながら音読を繰り返し、徐々にスピードを上げる練習をしましょう。また、多読を通じて英語に慣れることも重要です。リスニングセクションのスクリプトを活用し、前後の文脈から意味を推測する練習を行いましょう。
5.まとめ
TOEIC 500点を達成することで、英語に対する苦手意識を克服し、自信をつけることができます。そのためには、自分に合った教材を選び、毎日の学習を習慣化することが成功のカギです。コツコツと継続することが、目標達成への唯一の道です。


