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TOEICにCBTはある?受験方法・内容からメリット・デメリットまで解説!

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皆さんはTOEICにパソコンで受験できるCBT(Computer Based Test)があることをご存じでしょうか?この記事ではあまり知られていない、TOEICのオンライン受験について徹底解説します。

1. CBTとは?

CBTとは、”Computer Based Test”の略で、その名の通り、コンピュータ(パソコン)を使用して行われる試験方式全般を指します。
TOEICにもパソコンで受験できるテストがあり、TOEIC IPテスト(オンライン)といいます。

2. TOEIC IPテスト(オンライン)とは?

2.1 TOEIC IPテスト(オンライン)の基本

TOEICには「TOEIC® Program IPテスト」というものがあります。IPとはInstitutional Programの略で、企業や学校などの団体が主催して行う「団体特別受験制度」のことを指します。
TOEIC IPテストでは2025年5月現在、従来からあるマークシート方式に加えオンライン方式が導入されており(以下、「TOEIC IPテスト(オンライン)」と呼びます)、どちらか選択できるようになっています。

2.2 TOEIC IPテスト(オンライン)の注意点

TOEIC IPテスト(オンライン)は、従来からあるマークシート方式のTOEIC IPテストとは異なる点がいくつかあります。

2.2.1 試験時間が短い

TOEIC IPテスト(オンライン)は​受験時間が合計1時間程度​と、従来のマークシート方式の約半分になっています。2時間は長くて疲れる、という方にはありがたいですね。

2.2.2 受験場所が選べる

オンラインで受験可能なTOEIC IPテスト(オンライン)は、​インターネット環境さえ整っていればどこでも受験可能​です。そのため、主催者が許可すれば自宅やインターネットカフェなどでも受験することができます。

もっとも、後述するように、ある程度テストを受けるための場所は選んだほうがいいですが、団体(主催者)にとっても受験者にとっても利便性が高くなっていると言えるでしょう。

2.2.3 PCを使って受験する

TOEIC IPテスト(オンライン)はすべてパソコンを使って解答を入力します。そのため、筆記用具は基本的に不要です。

3. TOEIC IPテスト(オンライン)の受験方法

3.1 申し込み手続き

申込手続きはIPテストに準じますので、団体責任者(IPテスト主催者)にオンライン受験を申し出ることで受験可能となります。ただし、団体によってはオンライン受験を認めていないケースもありますので、詳細は主催者に確認しましょう。

3.2受験環境

オンラインでの受験となるTOEIC IPテスト(オンライン)では、安定したインターネット回線が整った環境での受験が望ましいです。また、周りに人がいない、集中できる静かな環境を選びましょう。

なお、TOEIC IPテスト(オンライン)ではカンニング等の不正防止を目的としたAI監視システムが主催者によって導入されているケースがあります。「AI監視サービス」は、受験前に本人の顔と本人確認書類を撮影した後、試験中の受験者の様子を動画で記録し、受験者の入れ替わりや複数人の映り込みなどをAIが解析します。そうしたことからも、基本的には自分一人しかいない場所を選ぶことをおすすめします。

4. TOEIC IPテスト(オンライン)の試験内容

TOEIC IPテスト(オンライン)の試験内容は従来のマークシート方式と少し異なります。特徴的な点として、TOEIC IPテスト(オンライン)ではCATが用いられていることは知っておいたほうがいいでしょう。

CATは”Computer Adaptive Test”の略称で、​受験者の能力に合わせてリアルタイムで出題問題が変化する​テストシステムのことです。 TOEIC IPテスト(オンライン)は2つのステージに分かれており、最初のステージ(Unit One)では全受験者に25問の同じ問題セットが出題されます。その後、次のステージ(Unit Two)では最初のステージでの正誤度合に応じて受験者ごとに異なる20問の問題セットが出題される仕組みになっています。

4.1 各セクションの詳細

4.1.1 リスニングセクション

リスニングセクションは約25分間の試験時間で、通常のTOEIC® L&R TESTのPart 1からPart 4と同様の問題が出題されます。全受験者共通のUnit Oneは写真描写問題3問、応答問題4問、会話問題9問、説明文問題9問の計25問が出されます。
Unit Twoでは応答問題5問、会話問題9問、説明文問題6問の20問が出題され、合計45問を解くことになります。

4.1.2 リーディングセクション

リーディングセクションは37分間の試験時間で、こちらも通常のTOEIC® L&R TESTのPart 5からPart 7と同様の問題が出題されます。全受験者共通のUnit Oneは短文穴埋め問題5問、長文穴埋め問題4問、読解問題16問の計25問が出されます。
Unit Twoでは短文穴埋め問題7問、長文穴埋め問題4問、読解問題9問の20問が出題され、合計45問を解くことになります。

5. TOEIC IPテスト(オンライン)のメリット・デメリット

5.1 メリット

5.1.1 試験時間が短く集中しやすい

上述のとおり、TOEIC IPテスト(オンライン)ではCATの仕組みにより問題の難易度が受験者のレベルによって変化します。これにより受験者の英語力に応じた出題が可能になり、​リスニングとリーディングの試験時間が合計で約1時間と短くなっています​。従来のマークシート方式は約2時間かかりますので、その半分でテストが終わるのはありがたいですね。

5.1.2 スコアがその場でわかる

もう一つの利点は、​TOEIC IPテスト(オンライン)ではテスト終了直後にスコアが確認できる​ことです。公開テストでは受験からスコア発表まで17日程度かかりますが、そのタイムラグがないことは非常に便利ですね。特に目標スコアを早期に達成しなければならない事情がある方にとっては朗報ではないでしょうか。

5.2 デメリット

5.2.1 公開テストでは受験できない

オンラインで受験できるので非常に利便性の高いテストですが、現在はIPテスト(「団体特別受験制度」)に限られており、​個人で申し込む公開テストではオンライン受験を選択することができません​。

5.2.2 公式認定証が発行されない

個人で申し込む公開テストでは、デジタル公式認定証や紙の公式認定証(希望者のみ)が発行されます。これは公式なスコアの証明として企業や学校に提出することができるものですが、​IPテストでは、マークシート方式の場合はスコアレポート、オンライン方式の場合はテスト結果のみ発行され、公式認定証が出ないことには注意が必要​です。

特に受験や就職などで公的なスコア証明が求められている場合、TOEIC IPテスト(オンライン)のスコアが認められない、という可能性もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

6. TOEIC IPテスト(オンライン)の対策方法

TOEIC IPテスト(オンライン)の問題構成や難易度は従来のマークシート方式と基本的に変わりません。ただし、TOEIC IPテスト(オンライン)ならではの特性から、スコアを出すための対策として以下のような点が挙げられます。

6.1 パソコンでの入力に慣れる

多くの方が日常的にパソコンを使用していると思いますが、もし少しでも操作に不安があれば、パソコンでの入力に慣れておきましょう。限られた試験時間なので、余計なところで時間をロスするのは避けたいところです。

6.2 実力を最大限発揮できる環境を整える

TOEIC IPテスト(オンライン)は基本的にいつでもどこでも受験できるのがメリットではありますが、これは裏を返せば、環境を整えるのは受験者の責任であるとも言えます。
特に自宅での受験を選択する場合は、例えば騒音が少ない時間に受験時間を設定したり、前後の予定を調整したりして、テストに全力で臨めるようにしておきましょう。

6.3 短い試験時間に慣れる

特にリーディングセクションについて言えることですが、従来のマークシート方式でも全ての問題を解くのに75分は短く感じますよね。問題数も少ないとはいえ、試験時間が約半分であるということは要注意です。時間配分や解答のリズムも変わってくるので、事前にTOEIC IPテスト(オンライン)を想定した練習をしておくと本番で慌てずに済みますよ。

7. まとめ

TOEIC IPテスト(オンライン)は従来のマークシート方式と出題内容や難易度は変わりませんが、試験方式や受験環境が異なるため、慣れや対策が必要になります。この記事で解説したポイントを踏まえてしっかり準備しましょう。

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執筆・監修

Q-Leap株式会社

Q-Leapは2014年創業のビジネス英語研修・研修コンサルティング・金融翻訳サービスなどを提供する会社。現社長愛場吉子と前社長浅場眞紀子が「日本のビジネスパーソンの英語力向上」をミッションに掲げてスタートした。以来、エクゼクティブ向けのプライベートレッスン、企業研修、大手インターネットサービス事業会社の社内公用語英語化のスピーキング研修提供、リクルートスタディサプリ制作への参画に加え、書籍の執筆・出版など多くの英語関連事業に携わってきた。またQ-Leapの専任講師、パートナー講師は、TESOL(英語教授法)修士を含めバイリンガルの経験豊富な人材で構成される。
主な書籍:「シーンで学ぶビジネス英語の基本」(アスク出版)、「話す英語」(アルク出版)、「話せる英語ドリル300文」(アルク)等多数。

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