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福利厚生で英語学習を取り入れる。企業と従業員のメリットは?

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皆さんはお勤めの会社が福利厚生でどのような英語学習サポートを提供しているかご存知ですか?あなたのキャリアアップ、スキルアップに役立つ講座を無料や割引で受講できる機会がたくさんあるかもしれません。この記事を読んでからご自身の会社で提供される語学講座を是非確認してみましょう。

1. 福利厚生の英語 今昔

1.1 コロナ前

コロナ前の企業内英語研修と言えばその多くが対面でした。各ベンダーが提供するコースから企業側が選び、社内で受講生を公募するものが多かったと思います。他にも限られた人材を対象に特別なプログラムを組むようなものもあり、企業の人材育成担当部署、人事・研修担当部署の考えかたやアプローチは様々でした。就業時間内のクラス提供もあれば、就業前後のクラスもあり、勤める企業によって受けられるサービスは今よりも多彩だったように思います。

1.2 コロナ中~コロナ後

目にも見えない小さなウイルスが様々な物事の形態を変えてしまったコロナ禍でしたが、大きな影響を受けたものに企業研修があります。コロナを機に​多くの企業が福利厚生の語学学習をオンライン提供のものに切り替えていきました​。
また、その過程で、既存のオンライン研修プログラムの中から予算内で自分の好きなものを受講し、任意で学習を進めるというスタイルへの移行が進みました。このスタイルは研修を提供する企業側にとって対面研修のようなアレンジメント(会場準備、参加者との連絡、配布物準備、当日のマネジメント)の必要が無く、管理も楽ということで人事・研修担当の負担を軽くするものだったので、あっという間にメインのスタイルになっていきました。

1.3 課題

変化には良い面もあれば悪い面もあります。オンライン上、または各企業のイントラネット上にある多様なコースから学習者が自分で選び、好きな時間に学習できるため利便性は格段に上がったものの、「コースの終了率の低さ」は福利厚生として提供している企業側の新たな悩みともなっているようです。もちろん一部の企業の中には外部サービスを活用しながらも大変緻密にレベル別マイルストーンを設定して研修を厳しく管理しているところもありますので、​福利厚生サービスの内容の充実度合いは人事・研修担当者の知見次第ともいえる​でしょう。
今後は福利厚生の一環として英語学習を提供することの意義、費用、そしてその効果のバランスをどのようにとっていくべきか、企業側の議論が更に進んでいくでしょう。

2. 福利厚生で英語・英会話を学習するメリット

2.1 企業のメリット

2.1.1 グローバル志向を示す

今現在グローバルな取引がある企業もそうでない企業も、英語という国際ビジネス上欠かせない言語に触れる機会を従業員に提供することには大きな意味があります。実際の福利厚生の提供という以前に、会社として​「英語は従業員に身に着けて欲しいスキルのひとつである」​ということを示すことができるからです。福利厚生の対象となっている講座一覧を見れば、その企業の長期的な視野をうかがい知ることができるでしょう。

2.1.2 採用のしやすさが上がる

求人系のサイトなどでよく特集される「人気の福利厚生」の記事などによると、​若い世代(20~30代)ではスキルアップのための支援が人気​のようです。自分が必要としているスキルアップ講座が福利厚生で受けられる企業は就活の際には魅力的に映るでしょう。そういう意味で語学学習のサポートがあることは採用にとって有利だと言えます。

2.1.3 他社と差別化できる

オンラインでの任意学習へのサポートは特に珍しくはありませんが、挫折させないように企業側で学習継続のためのマイルストーンや短・中・長期の目標を設定したり、学習の成果が企業内での昇進の機会や待遇の向上に見える形でリンクするようなシステムまで作ったりしている企業の福利厚生は「他にはない魅力」と捉えられるでしょう。​グローバル企業においては社員の英語力の向上は会社の利益に直結します​ので、素晴らしいプログラムをお持ちのところが多い印象です。企業間で他社の福利厚生の内容を詳細に知る機会はなかなかないと思いますが、他社例を知ることは採用・研修担当者にとって大きな刺激とヒントになるでしょう。

2.2 従業員のメリット

2.2.1 スキルアップの機会が得られる

ここに書くまでもなく、福利厚生に含まれるスキルアップ講座は従業員にとって​無料、またはより少ない負担で新しいスキル習得ができる​ことが一番のメリットです。また、会社負担のサービスを使うことによって「やらねばならない」という意識もより強くなるかもしれません。

2.2.2 モチベーションがアップする

「英語力を上げたい!」と思ったときに最初から知らないサービスに高額の自己資金を使うのは躊躇がある、という場合は、自分の勤務する会社にサポートがあればそれを使うのが最もハードルが低い方法です。「何かをやりたい」というモチベーションは条件次第では簡単に消えてしまうものでもあります。まずは​取り組みやすい制度や環境を自分に与えてモチベーションが消えてしまわないようにしましょう​。

2.2.3 キャリアアップにつながる

当然ですが、スキルが高い人の方がキャリアアップの機会に恵まれます。社内におけるキャリアアップはもちろんですが、英語のように属人的なスキルの場合、磨けば磨くほどその個人の財産になります。福利厚生を活用して​ビジネスパーソンとしての自分の価値を上げていきましょう​ 。

3. 福利厚生としての英語学習のタイプ

3.1 スキルタイプ

3.1.1 TOEIC® L&R TEST

最も一般的な英語講座はTOEIC® L&R TESTのスコアアップ講座ではないでしょうか。持っていて損はないスコアですが、700点未満だとキャリアアップのメリットにはなりにくいです。是非​800点以上を目指すようにしましょう​。企業によってはステップを踏んでスコアアップをサポートしてくれるプログラムが用意されています。

3.1.2 ビジネス英語

ここではプレゼンやスピーチ、交渉などといったビジネス特有のシーンでの言語の使い方、慣用表現、ロジックの展開などが学べます。​英語の基礎学力がないとなかなか上達できないスキル​になりますので、TOEICが700点を超えてきたらこういった特定のスキルの講座を受講するとよいでしょう。

3.2 受講スタイル

3.2.1 オンライン

昨今では福利厚生の英語はオンラインで提供される講座が一般的だと思いますので、選択肢が増えているといえるでしょう。アプリでの受講、オンライン英会話など、受講生が自分の日々のスケジュールに組み込みやすいものを選ぶことができます。一方で比較的孤独な学習スタイルになりますので​モチベーションの維持が課題​です。

3.2.2 オフライン

福利厚生の英語でも、企業によっては対面研修でさまざまなコースを提供しているケースもあります。また、一部には社内に専任の外国人講師などを雇用していて、事業内容に特化した英語を対面で研修してくれるケースもあります。グループ受講なら社内で新しい友人ができたり、同じ目的を持って頑張る仲間と勉強できたりするので​モチベーションが比較的維持しやすい環境です​。

4. まとめ

福利厚生で提供されるコンテンツのリストからは、その企業の社員教育に対する 真剣度や中長期的視野からの経営方針なども透けて見えてきます。グローバル化に コミットメントのある企業では、社員の英語教育も試行錯誤を重ねながらもかなり 緻密に運営されています。各企業の福利厚生の内容を比較してみると面白いことが わかるかもしれませんね。

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執筆・監修

Q-Leap株式会社

Q-Leapは2014年創業のビジネス英語研修・研修コンサルティング・金融翻訳サービスなどを提供する会社。現社長愛場吉子と前社長浅場眞紀子が「日本のビジネスパーソンの英語力向上」をミッションに掲げてスタートした。以来、エクゼクティブ向けのプライベートレッスン、企業研修、大手インターネットサービス事業会社の社内公用語英語化のスピーキング研修提供、リクルートスタディサプリ制作への参画に加え、書籍の執筆・出版など多くの英語関連事業に携わってきた。またQ-Leapの専任講師、パートナー講師は、TESOL(英語教授法)修士を含めバイリンガルの経験豊富な人材で構成される。
主な書籍:「シーンで学ぶビジネス英語の基本」(アスク出版)、「話す英語」(アルク出版)、「話せる英語ドリル300文」(アルク)等多数。

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