
英語力アップのために日々努力している中で、ふとこんなことを思ったことはないでしょうか。
「英語初心者レベルを脱するには、どのくらいの時間が必要なのだろう?」
「どうやったら最短で英語がマスターできるのだろう?」
この記事ではそうした疑問にお答えすべく、大まかなレベル別の学習時間の目安や、英語を効率よく習得するための時間の使い方を徹底解説します。今日から実践できる内容ばかりですので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
1.レベル別英語習得までの時間目安
年齢やモチベーションなど様々な要因が影響しますが、一般的に、日本人が英語をマスターするには2,200時間ほどかかると言われています。詳しくは英語が話せるようになるには?初心者や社会人でもできる具体的な勉強方法を紹介!
をご覧ください。
また、ケンブリッジ大学の研究によると、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のB1レベル(自立した言語使用者)に達するには、母国語が英語と比較的近く、モチベーションの高い大人でも、およそ350時間から490時間が必要と見積もられています。同研究では、学習者が小学生で、母国語が英語と大きく異なる場合には、同じB1レベルに到達するのに780時間から980時間と、約2倍の時間が必要と発表していることからも、2,200時間という数字には一定の妥当性があると言えるでしょう。
これらを踏まえて、主なレベル別の英語習得に必要な時間について、おおまかな目安を以下に示します。もちろん、これまでの学習経験や年齢など様々な要因で前後しますので、あくまで参考のひとつとしてお考えください。
1.1 初心者が基礎を習得するための時間
CEFRの定義でいうA1レベル(基礎段階の言語使用者)程度を「英語初心者が基礎を習得した」状態として考えてみます。先ほどのケンブリッジ大学の研究から、最も学習時間が短い場合と長い場合の平均を取ると、およそ200-250時間前後が目安と言えるでしょう。
1.2中級者にレベルアップするための時間
中級者の定義を、先ほどご紹介したCEFRのB1レベル相当と仮定すると、上記と同様の考え方でいけば到達に必要な時間は600-700時間程度と見積もることができます。学習時間は累積時間のため、1.1で言及したA1レベルからこのB1レベルに達するためには追加で400-450時間程度が必要になるということになります。
1.3上級者にレベルアップするための時間
最後に、英語上級者へのレベルアップを果たすにはどのくらいの時間がかかるでしょうか。「上級者」をCEFRのC1レベル(熟達した言語使用者)と仮定すると、A1レベルの初級者に必要な累積学習時間は1,800-2,000時間程度と考えられます。
2.英語学習の効率を上げる方法とコツ
英語学習は、「どれだけ時間を確保するか」だけでなく、「勉強の密度をいかに高めるか」で、学習効果が大きく変わってきます。ここでは、英語学習を効率的に行うためのコツをご紹介します。
2.1 英語学習を習慣化する
英語学習は少しずつでも継続して行うほうが記憶にも定着しやすく、効果が高いと言われています。そのため、英語学習を日々のルーティンとして習慣化することが重要。例えば、毎日決まった時間を英語学習のコアタイムとして確保し、他の予定を極力入れないようにするとよいでしょう。
2.2 スキマ時間を使う
トータルで英語学習の時間を増やすには、通勤・通学のようなスキマ時間も有効活用したいものです。今はスマホ一つあればいつでもどこでも英語学習のコンテンツにアクセスできるので、ルーティンの一部として学習に組み込んでみてはいかがでしょうか。
2.3 学習環境を整える
学習の環境を整えることも、英語学習の効率アップにはとても大事です。例えば、教材や施設が整備されている語学学校に行くのも有効ですし、一人で勉強する際はテレビやスマホは切っておき、気が散らないようにしたりするのも環境整備という点では必要です。やり方は人それぞれではありますが、「学習の密度を上げるために、自分にはどういう環境が最適か」を考えてみましょう。
3.最短で英語を習得するための1日の勉強時間の使い方
それでは、ここからは英語を短期間で身につけるのに有益な勉強時間の使い方を見ていきましょう。ポイントは3つあります。
3.1 復習を定期的に行う
英語学習では、新しい知識を定着させるために定期的な復習が不可欠です。エビングハウスの忘却曲線によると、人は学んだ内容の約70%を24時間以内に忘れてしまいます。そのため、翌日・1週間後・1か月後と、段階的に復習することが効果的です。アプリやノートを活用し、「学んだら復習する」ことを習慣化しましょう。
3.2 集中力が持続する範囲で勉強する
特に最初のうちは覚えることが多く、長時間勉強したくなりますが、集中力の限界を超えると効率が急激に低下します。一般的に人の集中力は平均して30〜50分が限界と言われているので、「ポモドーロ・テクニック(25分勉強+5分休憩)」などの手法を活用するのが有効です。また、リスニングやスピーキングなど、異なる学習方法を組み合わせることで、飽きずに継続しやすくなりますよ。
3.3 インプットとアウトプットのバランスを考える
英語学習では、インプット(読む・聞く)とアウトプット(話す・書く)のバランスが重要です。インプットだけでは「理解できるが話せない」状態になりやすく、アウトプットだけでは「語彙や文法が不十分」となる可能性があるため、バランスよく学習する必要があります。最初はインプット中心でも構いませんが、ある程度基礎が固まった後は、学習時間の比率をできるだけ「50%インプット、50%アウトプット」に近づけることで、実践的な英語力を身につけやすくなります。
4.まとめ
英語上達の道は決して平坦なものではありませんが、この記事の内容をもとに日々の学習を工夫することで、上達のスピードは着実に上がるはずです。目標とするレベルに向かって、必要となる時間から逆算して計画的に学習を行っていきましょう。


