
ゲームをしながら英語力を上げる、と聞くと、そんなうまい話があるのか?と疑問に持たれるでしょう。しかし、うまく使えばゲームも立派な英語学習のツールになります。この記事では「そもそもゲームって英語学習にどんな効果があるの?」「ゲームを英語学習に取り入れて楽しく勉強するにはどうしたらよい?」といった疑問にお答えするとともに、ゲームを英語学習に取り入れる上での注意点も併せて解説します。
1. ゲームを使って英語を勉強するのは何がいい?
1.1 ゲームを利用するメリット
ゲームを英語学習に取り入れる最大のメリットは、「楽しみながら学べること」です。苦手意識を持ちやすい英単語や文法も、クイズ形式やストーリー仕立てのゲームで取り組むことで、自然と身につきやすくなります。さらに、ゲームには即時フィードバックやレベルアップといった達成感を与える仕組みが多く盛り込まれており、これが学習の継続モチベーションにつながります。こうした仕組みは「ゲーミフィケーション」と呼ばれ、近年は教育分野でも注目されています。また、ゲーム内での失敗には現実に何かペナルティが課せられるわけではないので、「間違えても大丈夫」という心理的な安心感が得られやすく、失敗を恐れずに学習を続ける姿勢を育むのにも効果的です。
1.2 ゲームを利用するデメリット
一方で、ゲームを使った英語学習には注意すべき点もあります。特に、学習目的が曖昧なままゲームを始めると、「英語を学ぶためのゲーム」ではなく「ゲームを楽しむための英語」になってしまう危険性があります。また、スコアやランキングといった競争要素が強すぎると、かえってプレッシャーとなり、学習への集中を妨げることもあるので気を付けたいところ。さらに、長時間の画面使用は視力や姿勢に悪影響を及ぼす恐れもあり、使用時間や内容のバランスを考慮する必要があります。ゲーミフィケーションを効果的に活用するには、「あくまでゲームは英語学習手段」という意識を持って取り組むことが大切です。
2. ゲームを使った英語の勉強方法
2.1 ゲームの言語設定(音声や字幕)を変更する
一見すると非常に地味ではありますが、ゲーム内の言語設定を日本語から英語に変えるだけでも学べることはたくさんあります。普段よく見聞きしていた特定の語彙や表現も、「英語ではこう言っているんだ!」と新たな発見がきっとあるはず。ゲーム中に繰り返しそうした語彙や表現に接することで、自然と記憶にも定着するでしょう。また、キャラクターの音声を英語にすると、よいリスニングの練習にもなります。セリフまで覚えてしまえばスピーキングにも活用できるかもしれません。
2.2 オンラインゲームを英語圏のプレイヤーとやる
オンラインのネットゲームでは、国外のプレイヤーとプレイすることも可能です。特にマルチプレイと呼ばれる大人数の参加するゲームなら、そうした機会も増えるでしょう。ゲームをしながら、参加しているネイティブスピーカーの会話を聞いたり、場合によっては自分もチャットや会話に参加したりする場面も出てきます。ゲームで協力しながらミッションをクリアしたり、競争に勝ったりするには、仲間とコミュニケーションをとることが必須なので、「英語を使えるようになりたい」という気持ちが強くなり、モチベーションにもつながるでしょう。
2.3 文字入力が必要なゲームをやる
コントローラーでキャラクターを動かして遊ぶアクションゲームだけではなく、文字入力が必要なタイピングゲームなどをすると、正しいスペルや語彙をチェックするよい練習になります。ゲームで文字入力をすることは、画面を見ながら実際に手を動かし、さらに正解・不正解がすぐにわかるので、効率的に語彙を増やすことができます。また、英語力に加えてタイピングのスキル向上も期待でき、キーボード操作をする練習としても最適です。
3. ゲームで英語を勉強する際の注意点
3.1 プレイ時間の管理を適切におこなう
ゲームで英語を勉強するデメリットのところでも触れたように、ゲームは楽しいがゆえに、ついつい長時間プレイしてしまいがちです。そうならないためにも、プレイ時間の管理をしっかり行いましょう。1時間程度を目安に、目や首が疲れない範囲でプレイするほうが集中力も続きますし、学習効率を落とさずに済みます。
3.2 体系的に英語を勉強する機会を別途設ける
ゲームにおける英語学習においては、英文法や発音のルールなどを「なぜそうなのか?」という深い部分まで体系的に学ぶ機会があまりありません。こうした分野は参考書などを使って地道に学ぶ必要があるため、学習スケジュールの中で文法や発音に向き合う時間を意識的に確保しておくべきです。ゲームを30分やるごとに参考書を15分…といったように、メリハリをつけてもいいかもしれませんね。
4. まとめ
英語学習のツールとしてゲームを使うことはモチベーションのアップだけではなく、学習効率を上げることにもつながります。あまり夢中になりすぎないよう気をつけながら、楽しく英語を学べるように日ごろの学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。


