
TOEIC® L&R TESTのスコアアップには語彙力の強化が欠かせません。効率的に語彙を身につけてスコアアップするためには、自分の目標スコアに合った単語にターゲットを絞って習得していくのがおすすめです。この記事では、スコア別に覚えておきたい単語数や具体例、さらにおすすめの暗記法を紹介します。
1. TOEIC頻出単語を覚えることは重要
1.1 語彙力が求められる問題に対応
TOEICのリーディングセクションでは、語彙力を直接的に問う問題が約24問出題されます。つまり、セクション全体の約4分の1が語彙力の有無に左右されるということです。TOEICでハイスコアを狙うなら、語彙力の強化は避けて通れません。
1.2 テスト本番でスタミナと時間を節約
語彙力が高いと、英文の意味を即座に理解できるため、英語の処理スピードが全般的に向上します。逆に、わからない単語が多いと、そのたびに意味を推測する必要があるため、スピードが落ちるうえ、集中力も大きく消耗します。TOEICによく出る語句をあらかじめ身につけておけば、余裕を持ってテストに臨むことができ、スムーズに解答を進められるようになります。
2. TOEICスコア別・覚えておくべき単語数
2.1 TOEIC目標スコア別の単語数
2.1.1 600点目標
600点レベルで必要とされる語彙数は、4,000語が目安です。中学・高校で学ぶ語彙が5,000語程度とされていますが、それらを一通り身につけていたとしても、ビジネス英語でよく用いられる表現は追加で習得する必要があります。以下は、ビジネス英語で頻繁に用いられ、TOEIC600点を目指す上で必ず覚えておきたい単語の中から40語を紹介します。
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afford 〜する余裕がある
annual 年1回の、年間の
appointment 会う約束
approve ~を承認する
arrange ~を手配する、~を並べる
attend 〜に出席する
available 入手できる、利用できる、都合がつく
budget 予算
business 事業、会社
complain 苦情を言う
confirm ~を確認する
construction 建設
customer 顧客
delay 〜を遅らせる、遅れ
employee 従業員
encourage ~に勧める
equipment 機器
expect ~を予想する
feature ~を特徴とする、特徴
hire ~を雇う
include ~を含む
industry 業界、産業
inquire 問い合わせる
invoice 請求書
load 〜を積む、積荷
luggage 手荷物
material 材料、資料
notice 〜に気づく、掲示文
prepare ~を準備する
product 製品
property 物件、建物
propose ~を提案する
publish ~を出版する
remind ~に念を押す
require ~を要求する
reservation 予約
ship ~を出荷する
survey 調査
supply ~を供給する、用品
2.1.2 800点目標
800点を目指すために必要な語彙数は、6,000語が目安です。このレベルでは、600点レベルの語彙に加えて、手続きや公式文書といったフォーマルな場面で使われる語句も習得しておく必要があります。以下に、TOEIC800点を取るために覚えておきたい単語の中から30語をリストアップします。
administrative 事務の、管理の
appreciate 〜に感謝する
benefit 得をする、恩恵
commercial 商業用の
complimentary 無料の
contract 契約
determine ~を決定する
distribute 〜を配布する、〜を流通させる
effective 効果的な
eligible 適格な、資格がある
estimate 〜を見積もる、見積書
examine 〜を調査する
extensively 広範囲にわたって
grant ~を与える、補助金
ideal 理想的な
in person 直接会って
ingredient 食材、成分
investment 投資
landscaping 造園
launch 〜を開始する、開始
manufacture 〜を製造する
permit ~を許可する、許可証
procedure 手順
promote ~を促進する、〜を昇進させる
representative 代表者、担当者
remain ~のままである
take advantage of ~を活用する
temporary 一時的な
transportation 交通機関
willing (be willing to doの形で)~する気がある
2.1.3 900点目標
900点を目指すには、8,000語程度の語彙力が求められます。このレベルになると、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の上級(C1)に相当する語句も学習範囲に含まれてきます。高得点を狙うためには、使用頻度の低い単語まで幅広く習得しておくことが求められます。以下に、TOEIC900点を取るために覚えておきたい単語の中から30語を紹介します。
anonymously 匿名で
commission 委員会、委任、歩合
compromise 妥協する、妥協案
cuisine 料理
delegate 〜を委任する、代表者
deliberately 意図的に
demolish 〜を取り壊す
devise 〜を考案する
enthusiastic 熱心な
incur 〜を負担する
instrumental 役立つ
manuscript 原稿
memorabilia 記念品
municipal 地方自治体の
personnel 職員、人事部
pertain 関係する
portfolio 作品集
prerequisite 前提条件
preserve 〜を保存する、自然保護区
prolong 〜を延長する
proximity 近接、近いこと
respectively それぞれ
retention 保持、維持
revenue 収益
simultaneously 同時に
spontaneously 自発的に
state-of-the-art 最先端の
streamline 〜を合理化する
thoroughly 徹底的に
yield 〜を産出する、産出量
3. おすすめの英単語暗記法
3.1 音を聞いて音読して覚える
単語リストを眺めるだけの学習法は、効果が限定的であることが科学的にも明らかになっています。単語学習には、音声を積極的に活用しましょう。耳から音を取り入れることで、視覚だけに頼るよりも効率よく覚えられます。さらに、自分の声で発音することで、記憶の定着がいっそう促されます。
3.2 書いて覚える
TOEICはマークシート式の試験なので、単語のスペリングが直接問われることはありません。それでも、記憶の定着を助ける手段として「書いて覚える」学習法は有効です。実際に手を動かして書いたほうが覚えやすいと感じる人は多く、暗記が苦手な方にもおすすめです。タイピングよりも手書きのほうが脳を活性化させ、記憶に残りやすくなるという研究結果もあります。
3.3 「覚える」・「テストする」を繰り返す
人間の脳は、必要がないと判断した情報を自然と忘れるようにできています。だからこそ、覚えた知識は「テストする」ことで記憶に定着させる必要があります。また、学習直後ではなく、一定の間隔を空けてテストを行うことで、より効果的に記憶が強化されるとされています。たとえば、学習した翌日に一度テストを行い、覚えていた単語は3日後、さらに1週間後、2週間後と、徐々に復習の間隔を広げていくとよいでしょう。
4. まとめ
TOEICでスコアアップを目指すには、目標スコアに応じた語彙を計画的に習得することが不可欠です。そのためには、単語帳をただ眺めるだけでなく、音声学習や手書き、復習などを組み合わせて、能動的に覚えることがポイントです。語彙力をコツコツ積み重ねていけば、読解力やリスニング力にも着実に手応えを感じられるようになります。自分に合った学習法を見つけ、継続的に語彙力を伸ばしていきましょう。


