
TOEIC® L&R TESTの最後に立ちはだかるPart 7の壁。「時間が足りなくて最後は適当にマークシートを塗りつぶしてしまった…」という人は多いのではないでしょうか。この記事ではそんな方のために、Part 7攻略のコツと全問に解答するための効率的な解き方を解説します。すぐにできることばかりですので、しっかり頭に入れてくださいね。
1. TOEIC Part 7の問題とは?
1.1 問題形式
TOEIC Part 7はいわゆる「長文読解」で、いろいろな文章が登場します。それらについての設問を読み、4つの選択肢の中から最も適当なものを選ぶ形式です。文章の内容を理解するだけではなく、文章中のどこかに新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問や、文章中の特定の語彙やフレーズと似た意味の選択肢を選ぶ設問もあります。各文章には設問が数問ずつあり、バラエティに富んだ出題形式となっているため、文章ごとに読み方を工夫する必要があると言えるでしょう。
1.2 試験時間と問題数
TOEICのリーディングセクションは全体で75分間、100問が出題されます。このうちPart 7は問題数で54問出題されるため、全体の半分以上を占めます。内訳ですが、1つの文書を読んで解答する、いわゆるシングルパッセージの問題が29問、2つまたは3つの文書を読んで解答するダブルパッセージ・トリプルパッセージと呼ばれる問題が合計で25問となっています。
問題文を読むためにかなりの時間がかかることを想定すると、Part 7には75分のうち45分~50分程度は確保したいところです。
1.3 出題されるトピックの例
Part 7で出題される文章は多岐にわたります。例えば、新聞や雑誌に出ている広告や短い記事の他、ビジネスでよく見かけるEメールの抜粋などもあります。その他、スマートフォンでのテキストメッセージのやりとりの抜粋といった現代的な文章も出題されることがあるのが特徴です。また、文章だけではなく図表なども盛り込まれており、素早く必要な情報を探し出す能力も求められます。
2. 効果的な解答方法
2.1 当事者意識を持って読む
Part 7の文章で集中力を切らさず問題を解くための一つのコツとして、「もしこの文章が自分に向けられたものだったら?」「自分が登場人物の一人だったら?」という当事者意識を持つことがあります。そうすることで書かれている内容をよりしっかり理解しようという気になりますし、求められている情報を探す上でもプラスに働きます。
2.2 Eメールは日付や誰から誰へ宛てたものかも確認
Eメールの問題はほぼ毎回出題されていますが、いきなり本文から読み始めていませんか?実は、メールの宛先・送信者・日付など、本文に入る前の情報も、問題を解く上での重要なヒントになっていたり、時系列を把握する上での手がかりになっていたりすることがあります。特に、「〇〇さんの職業はおそらく次のうちどれか?」といった問題や、「商品番号××について言えることは何か?」といった問題では、こうした情報が解答を素早く導き出す上で有効なので、時間がない中ではありますがきちんと目を通しておくと結果的に早く解き終わるかもしれません。
2.3 複数の文書を読む問題は設問を先に見る
ダブルパッセージやトリプルパッセージは、問題文を頭から読んでいく方法もありますが、情報量が多くて内容を記憶するのも容易ではありません。せっかく読んだことも最後の文章に到達する頃には忘れてしまい、結果的に何度も設問と文章を往復することになって、時間のロスにつながってしまいます。こうしたことを防ぐため、ダブルパッセージやトリプルパッセージでは先に設問に一通り目を通しておくことをおすすめします。特に文章に出てくる固有名詞や数字が問題になっている場合は、そこに注意して読めばいいのだな、と見当がつき、読解に強弱をつけることができます。
3. TOEIC Part 7を全て解答するための時間配分と解く順番のコツ
3.1 時間配分を事前に決めておく
前述のとおり、Part 7はリーディングセクションの半分以上を占める重要なパートです。時間内にすべての問題に解答するためには何と言っても時間配分が鍵となります。
まず、Part 7にかける時間を確保しておき、そこから逆算してPart 5とPart 6を解き終えられるようにしましょう。本番前の練習として公式問題集などでリーディングセクションを通して解く際も、Part 7にかける時間を事前に決めておくと感覚がつかめるのでぜひ試してみてください。
3.2 解きやすい問題から解く
限られた時間で最後までPart 7を解ききるためには、簡単な問題と難しそうな問題を素早く見極め、解きやすい問題から先に解いていくという戦略も有効です。例えば、Part 7の問題の中には語句の意味を問うような、該当箇所が明確なタイプの設問もいくつかあります。こうした問題は時間をかけずに解けることが多いので、優先的に取りかかってもよいでしょう。ただし、マークシートの記入ミスをしないように要注意です。
3.3 読み直しをしない
Part 7の長文はかなりのボリュームなので、じっくり読んでいると時間が足りなくなってしまいます。全問解答するにはできるだけ読み直しをせず、一度の読解で設問に答えるようにしましょう。前述したように、ダブルパッセージやトリプルパッセージでは設問を先に確認しておくことで読解そのものにかける時間を節約し、じっくり考える必要のある問題に時間を費やせるようにすると正答率も上がるはずです。
4. まとめ
Part 7の長文読解のコツと全問解答のためのテクニックをご紹介しました。ひとつひとつはちょっとしたことですが、必ず本番で役に立つことばかりなので、日々の練習の中でもこの記事でご紹介したやり方を取り入れていってみてください。


