
TOEIC® L&R TESTを受験しようと思っていたら、あっという間に本番まであと1ヶ月。さて、ここからどうしたものか…、とお悩みの方や、夏休みを利用してTOEICのスコアをできるだけ上げたい方に向けて、「1ヶ月でTOEICスコアをアップさせる方法」をお伝えします。
1. 1ヶ月勉強したらTOEICスコアはどれくらい上がる?
1.1 勉強のやり方次第では50点アップは可能
本来、TOEICに限らず語学学習は継続的な努力が必要です。ただし、本番が目前に迫っているのであれば、そこまでにできることをやるしかありません。以前こちらの記事でもご紹介したとおり、大まかな目安として、TOEICでスコアを100点上げるためにはおよそ200〜325時間の学習が必要だとされています。これを踏まえると、現時点でどれくらいのスコアをお持ちかによりますが、効率的な勉強をすれば1ヶ月で50点程度アップすることは不可能ではないでしょう。ただし、それなりにしっかりしたプランニングと、何より1ヶ月間それを実行する継続力が求められます。
1.2 目標設定と勉強スケジュールが重要
1ヶ月先に迫ったTOEICでスコアアップを達成するには、現実的な目標設定とスケジュール管理が欠かせません。一日の勉強時間はどのくらい取れそうでしょうか?また、もしこれまでにTOEICを受験したことがあれば、自分の得意分野・苦手分野はどこでしょうか?そうしたことを踏まえて、まだ伸びしろがありそうなところを集中的に勉強していくことが短期間でスコアを伸ばすコツです。
2. 1ヶ月の学習スケジュール
2.1 TOEICの学習計画の立て方
学習計画の立て方ですが、まずは自分が確保できる時間を把握することから始めましょう。と言っても、何も机に向かうだけが勉強ではありません。通勤・通学の時間やお昼休みなどのちょっとしたスキマ時間も含めて、どのくらいの時間を捻出できるか考えてみてください。そうやって時間の見通しが立ったら、次はそこにどんな勉強を当てはめていくかを考えます。例えば、通勤・通学の時間にはリスニングの問題を10題やってみる、単語帳を5ページ読むなど、ちょっとした時間でできることを行います。時間が取れる土日には、公式問題集を使ったリーディングの練習をしたり、普段できない文法の体系的な学習をしたりするなど、理解重視の勉強を行うのもよいでしょう。
2.2 1週間ごとの具体的なスケジュール例
以下に1週間の学習スケジュール例を作成してみました。前提として、現在TOEICスコアが600点程度の社会人の方を想定し、平日は電車通勤(往復で1時間)、昼休みに15分、帰宅後に1時間勉強できるものとします。また、土日はそれぞれ5時間ずつ勉強するものとします。苦手なポイントなどは人それぞれなので、自分にあったスケジュールを考えてみてくださいね。
<平日>
- 通勤時間中にTOEIC頻出単語の学習とPart 2のリスニング練習(30分ずつ)。行きは英単語、帰りにリスニング。
- 昼休みに、電車で覚えた英単語の再チェック(15分)。
- 帰宅後、帰りの電車で聞いていたPart 2の問題で分からなかったところの確認と、問題音声のシャドーイング練習(15分)。その後、Part 5の問題演習(45分)。
<土日> - 朝、平日に学習した内容の復習。間違えた問題を中心に、「なぜ間違えたか」を確認し、きちんと正解できるかをチェック(1時間)。
- 午後はPart 5攻略のための文法学習。参考書やスタディサプリ等の解説動画を見て、中学校~高校までの文法事項がマスターできているかを確認(1時間)。その後、Part 5の問題演習(1時間)。
- 夜、リスニング・リーディングとも長めの問題演習。リスニングはPart 3, Part 4をそれぞれ3題ずつ解き、問題文のディクテーションを行う(1時間)。リーディングはPart 6とPart 7のシングルパッセージの問題演習。知らなかった単語・表現をノートに書き出す(1時間)。
3. 1ヶ月のTOEIC勉強法
3.1 単語力向上法
TOEIC頻出の単語を効率よく覚えるには、毎日コツコツ取り組むことが大切です。TOEIC専用の単語帳を使い、1日100語を目標に反復学習を行いましょう。通勤・通学時間に音声を聞きながら確認すると、リスニング対策にもなります。完璧を目指さず、1週間で1周、月に4周回す意識で、少しずつ定着を図りましょう。知らない単語はチェックを入れて復習リストを作ると効果的です。
3.2 文法力向上法
文法はTOEIC Part 5・6の正答率に直結するため、基礎文法の総復習が効果的です。1ヶ月という短期間では、新しい知識を詰め込むよりも、中学~高校レベルの文法を確実に理解し、スピードを持って解けるようにするのが現実的です。薄めの問題集を1冊選び、毎日1~2単元ずつ学習するとよいでしょう。間違えた問題には付箋や印をつけ、週末に復習する習慣をつけましょう。
3.3 リスニング力向上法
リスニング力を伸ばすには、毎日15~30分の継続的な音声学習がカギです。学習計画の例でも触れていますが、シャドーイングやディクテーションを取り入れることが特に有効。1つの音声を何度も繰り返し聞き、「音の変化」や「イントネーション」を意識すると、耳が慣れてきます。また、スクリプトを確認しながら意味を取る練習も効果的です。スキマ時間に公式アプリなどで聞くのもよい練習になります。
3.4 リーディング力向上法
リーディング強化には、読むスピードと設問のパターンへの慣れが重要です。そのためには時間を計って解く練習が効果的です。Part 6 やPart 7の長文問題に取り組み、制限時間内に解答→答え合わせ→本文を改めて精読という流れで進めましょう。公式問題集を使うと、本番形式に慣れながら実力アップできます。読む際は、設問の先読みやキーワードの把握を意識して取り組みましょう。
3.5 模試をやってみる
1ヶ月の学習の集大成として、模試にもチャレンジしましょう。おすすめは本番直前に、公式問題集や市販の問題集を使って、本番と同じ120分で解くことです。模試を解いた後は必ず復習し、間違えた問題は原因を分析してノートにまとめましょう。模試を通じて本番への耐性をつけておくことが、スコアアップの鍵となります。
4. 1ヶ月でスコアアップを最大化するためのコツ
4.1 スキマ時間を効果的に使う
学習計画のところでもお伝えした通り、スコアアップのためにはちょっとしたスキマ時間を英語学習の時間に充てることが非常に重要です。残り1ヶ月しかない中では5分、10分の積み重ねが効果を発揮するので、使えそうなスキマ時間は漏れなく勉強時間にカウントするようにしましょう。また、その時間でパッと勉強できるよう、単語帳やアプリなどを事前に用意しておくと無駄なく勉強できます。
4.2 苦手分野を重点的に対策
短時間でスコアアップするためには、苦手分野を重点的に対策することも大事です。リスニング・リーディングそれぞれのスコアを見比べて、どちらにより勉強時間を割くのかを考えてみるのもよいですし、パートごとの得意・不得意を考えてスコアが伸びそうな分野を重点的に勉強していくのもありです。苦手な分野を補強することは必ずどこかでやらなければいけないことですし、自信にもつながりますので、ぜひこの機会にチャレンジしましょう。
5. まとめ
1ヶ月間でできる、現実的なTOEICの勉強法についてご説明しました。ここでご紹介した勉強法を参考に、ぜひ1ヶ月と言わず2ヶ月、3ヶ月と学習を続けていってください。そうすればさらにスコアアップも望めますし、何より英語を学ぶことがもっと楽しくなってくるはずです。TOEIC受験がうまくいくことを願っています!


